トーリン役リチャード・アーミテージが「思いがけない冒険」を語る!(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121123-00000015-eiga-movi
12月1日開催のジャパンプレミアへの出席が予定されているリチャード・アーミテージが、ドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド役への大抜擢となった「ホビット 思いがけない冒険」(監督:ピーター・ジャクソン)について語った。
アーミテージは、英ドラマ「ロビン・フッド」「MI-5 英国機密諜報部」で注目を集め、ハリウッドでも「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」ほかで着実にキャリアを重ねるイギリス出身の若手実力派。完成した作品はまだ見ていないそうだが、「アフレコ作業をしたからほとんど見ているんだ。完全に完成した状態ではなかったけど、物語の構造が素晴らしかった。一部の完成したパートは驚嘆すべき出来栄えだったよ。だからこそ、完成した作品が見るのが本当に楽しみなんだ」と期待を明かす。
「ホビット」3部作の原作「ホビットの冒険」は子どもの頃の愛読書。そして「指輪物語」にものめり込む。「11歳の時に初めて読んだんだけど、自分の想像力の存在を初めて感じさせてくれて、形作ってくれたのが『ホビットの冒険』だった。役者をやりたいと思うところまで、僕の想像力を育ててくれたと思っている」
そして、初舞台も「ホビットの冒険」のエルフ役。さらには、「『ホビットの冒険』を読んだ後は、トールキンの思惑通り『指輪物語』も読破してさらに熱心な読者になった。何度も何度も読んだよ。78年の(ラルフ・バクシ監督の)アニメ版が未完のままで終わったことに心を痛めたのもよく覚えている(笑)」とも言う。まさに“指輪ファン”の鏡といえる。
そのアーミテージが、王国の奪還を胸に12人のドワーフたちを率いて壮大な旅に出る偉大な指導者を演じる。「実はピーター(・ジャクソン監督)と(脚本家の)フラン(・ウォルシュ)、フィリッパ(・ボウエン)に会いに行った時、身長も結構あるし、年齢的にも若過ぎてトーリン役はないと思っていたんだ。でも彼らの思い描いていたトーリンは、(原作よりも)少し若く、王に相応しい本当のリーダーに成長する可能性を感じさせる人物だった。そんな彼らのイメージはすぐに理解できたけれど、トーリン役をオファーされた時は本当に驚いたよ」
そのトーリンの役作りには、「深い尊厳と謙虚さを持った人」と称するジャクソン監督の要素が入っているという。「ピーターがあふれるほど持っている、忠誠心や誇りといった資質が少し入っているんだ。彼のスタッフやキャストの面倒の見方をよく観察していた」というわけだ。そして、撮影を通じてつちかった“旅の仲間”たちの絆が「間違いなく生まれた」と強調する。「そのファミリーの絆自体は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作ですでに存在していて、僕らがそこに加わった感じだよ。うれしかったね」
「ホビット 思いがけない冒険」は、12月14日より全国公開。