演技派俳優がアクションヒーローに!? 主演が語る『ロックアウト』(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121126-00000000-piaeiga-movi


リュック・ベッソン製作・脚本、ガイ・ピアース主演のSFアクション大作『ロックアウト』が現在公開されている。演技派俳優として知られているピアースは本作で、筋肉隆々の身体でどんな武器も巧みに使いこなす凄腕の元CIAエージェントを演じた。「自分はアクションヒーローを演じるような俳優だとは思わない」という彼はなぜ、本作に参加したのだろうか? 本人のコメントが届いた。

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ピアースは、『メメント』や『L.A.コンフィデンシャル』『プロメテウス』などに出演し、繊細な心理描写が高評価を受けている俳優だ。しかし本作で彼は、宇宙にある刑務所に乗り込み、凶悪犯に拉致された大統領の娘を救出するため孤軍奮闘するワイルドな男スノーを演じている。ピアースは「彼には遠慮がない。礼儀知らずだし、権力に屈しない。それに自分がしたいことをする男。多くのアクション映画に登場する、とてもひたむきなアクションヒーローとは違う。僕がこの役を引き受けたのは、純粋にキャラクターの面白さからだった」と振り返る。そこで彼はスノー像をより立体的にするべく、現場でセリフを追加していった。「リュックもときどき撮影中に新しいセリフを要求してきた。ユーモアを維持することが重要だったと思う」。

しかし、スノーは単に傍若無人な男ではない。圧倒的な戦闘能力を誇り、迫り来る凶悪犯をブチのめす。「肉体的にはとても大変だった。もう僕は若くない。2メートルのホームから落ちて、横っ腹で着地するのは20代より40代のほうが痛い」と語るピアースは現在45歳。以前から体型と体調維持のためにウェイトトレーニングをしていたが、本作のために徹底的なトレーニングを積んだ。「キャラクターの容姿がとても大切だと思う。彼の肉体的能力もね。でも毎週、程度の異なる怪我をしたよ。1週間、足の筋肉を傷めたりしたんだ」。

年齢を重ね、俳優としての評価もかたまっているピアースはあえて身体を鍛えあげ、スノー役を演じた。「難しい撮影だった。でもどの仕事も難しいほうがいい。不必要な難しさではなかったし、失敗したと感じた挑戦ではなかった。すべてはしかるべきものに思えた」。演技派ピアースが“挑戦”ではなく“必然”だと判断し演じたスノーとは、どのようなヒーローなのだろうか? その勇姿をスクリーンで確認してみてほしい。

『ロックアウト』
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