“ツマ”宮崎あおい、夫婦役で初共演した“ムコ”向井理と「ぬる~っとお芝居」(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121211-00000009-cine-movi
11日、新宿ピカデリーで映画『きいろいゾウ』完成披露試写会が行われ、本作が初共演となった宮崎あおいと向井理が、お互いの印象を語り合った。
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原作は2006年に西加奈子が発表した同名のベストセラー小説。出会ってすぐに結婚した“ツマ”こと妻利愛子と“ムコ”こと武辜歩が、互いの秘密を知らないままに一緒に暮らし始め、次第に二人で生きることを学んでいく姿をファンタジックに描き出すラブストーリーとなっている。
主人公のツマを演じる宮崎と、そのツマを優しく見守るムコを演じる向井は本作が初共演。「ツマはエネルギッシュなので、それを見てムコはどう考えるのかを考えました。基本的に受けの芝居だと思っていたので、それを大事にしました」と向井が振り返ると、宮崎も「始めから、ツマとムコの距離感が自然に生まれていました。特別にこうやろうというような打ち合わせもなかったし、衣装を着て、ふらっとカメラの前に立って、ぬるっと芝居をして、ぬるっとカットがかかって終わる。待っている時間とカメラの前とあまり温度が変わらない感じでしたね」とユニークな表現で、互いの相性の良さを表現する。
撮影の待ち時間も、あまり話をしなかったという二人。それでいて何かを話さなければと気を使い合うことはなく、非常に居心地が良かったと振り返る。そんな宮崎を「けっこう暗いですよね。お互いにそうだけど」と評する向井。その意見に宮崎も「お互いに暗くて、人見知りですね」と同意。さらに向井が「(お互いに暗くて)よかったよね」と付け加えるなど、しみじみとした二人のやりとりに、会場からもクスクスと笑いが起きた。
そんな二人の言葉を補足するかのように廣木隆一監督も、「静かな現場で、僕もストレスなく撮影させてもらいました。すごくナチュラルな撮影でしたね」と述懐した。この日のイベントには宮崎と向井、廣木監督のほかに、原作者の西加奈子、共演者の濱田龍臣、浅見姫香、柄本明、松原智恵子も出席した。(取材・文:壬生智裕)
映画『きいろいゾウ』は2013年2月2日より全国公開