ジェット・リーが“最も誇りに思える作品”とは!?(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130111-00000014-eiga-movi
60年に一度の砂嵐によって現れるという幻の財宝都市をめぐり、個性豊かなキャラクターたちが入り乱れ、荒唐無稽でケレン味たっぷりなアクションを繰り広げる「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」。同作で正義の剣士ジャオに扮し、悪の宦官と壮絶な戦いを見せるのがジェット・リーだ。
リーは、中国映画史上初の「IMAX3D作品」として大成功し、全米でも公開された同作について、「3Dで撮影することによって武侠映画を最高の境地に昇華させていますし、私がこれまで演じてきた武侠映画の中でもアクションは最も突出しています。CGの効果も完璧で、出演したことを最も誇りに思える作品です」と胸を張る。
だが、丸太を吹っ飛ばし、無数に飛び交う矢を避け、さらには巨大な竜巻の中で宙を舞って剣を交えるというアクロバティックなアクションを実現できたのは、かつて“香港のスピルバーグ”と呼ばれた、ツイ・ハーク監督との14年ぶりの黄金タッグ再結成のたまものだった。
「約30年前に、『少林寺』のチャン・シン・イエン監督に紹介されてツイ・ハーク監督と知り合いました。初めて出演した監督の作品は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』です。当時私はアメリカにいましたが、すぐに意気投合して、以降多くの作品に出演してきました。ハーク監督は私の大好きな中国人監督。彼の武侠映画への情熱と、新しいものを作り出す姿勢には敬服してしまいます」
そして、今回の出演。お互いがハリウッド進出という大きな経験を経ての再会は、どのようなものだったのか。「長い年月を経て、再度タッグを組んだわけですが、まるで古い友人に再会したように、互いを理解するのに多くの言葉は必要ありませんでした。私たちは(映画よりも)日常生活のことを多く話しましたね。何度も仕事をしてきて、彼の考えはこれまでにも数多く聞いてきましたから、現場では以心伝心というか、阿吽(あうん)の呼吸なんです」
映画デビューから30年、そして今年13年には50歳を迎えるリー。「私は武術を学び俳優になりましたが、武術と映画は私の人生を豊かにしてくれた。とても恩を感じています」とこれまでの道のりを振り返り、「ぜひ最新作を見逃さないでください」とメッセージを送った。
「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」は、1月11日から全国公開。