誰でもブルース・ウィリスになれる秘訣!『LOOPER/ルーパー』ジョセフ・ゴードン=レヴィットが伝授(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130111-00000003-flix-movi
タイムマシンで未来から来た自分を殺すハメになってしまった“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョーを、映画『LOOPER/ルーパー』で演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットに電話で話を聞いた。
映画『LOOPER/ルーパー』写真ギャラリー
ジョセフの俳優としてのイメージは、今まで演じてきた役がらのせいもあるが物腰がやわらかい線の細いハンサム。その彼の将来の姿が“ミスター・ダイ・ハード”のブルース・ウィリスだというのだから、違和感100%。しかし、不思議なことに物語が進むうちにジョセフの顔の表情だけでなく立ち振る舞い、すべてがブルース・ウィリスに見えてくる。
それもそのハズ。ジョセフは、ブルースの映画から音声だけを録音してiPodで何度も聞き、自分の声と比較して修正していく作業など、繊細な役づくりでキャラクターを仕上げていった。その中で、一番大事だったのは「夕食を食べたり、会話したりね。彼のことを人として知ることが一番参考になったんだ」とブルースと共に過ごす時間を増やしたことだったという。
そんな“ブルース・ウィリス・ものまねマスター”のジョセフに、「ブルース・ウィリスになりたい人」へのアドバイスをもらった。「あれだけパワフルで存在感があるから、しゃべり方や表現も大きいんじゃないかというイメージがあるけど、実際彼はそんなに大声で話したりしていないということを発見したんだ。だから、ブルース・ウィリスになりたいという人には、声の性質をやわらかくして話すことをアドバイスするかな」と秘訣を伝授してくれた。
ジョセフがいままで日本に来たのは『インセプション』の撮影で一度だけだったらしいが、東京を気に入ったようだ。「僕は大都市が好きなんだ。そんな僕に東京はまさにぴったりの都市で、歩いていても人がいっぱいいるし、それぞれが自分のスタイル・個性をもっている人たちばかりで、それがとても大きな魅力だよ」とうれしそうに話し、また東京に行きたいと声をはずませていた。
映画『LOOPER/ルーパー』は一度観たらすぐに忘れてしまうSFアクションではなく、見終わった後いつまでも心に残る作品だ。衝撃の結末に込められたメッセージとな何なのか、ジョセフに聞いてみると、「自分が大好きな作品というのは、映画を見終わった後に何か考えさせされる映画なんだ。誰かと一緒にいたら、その人と会話をしたり、どう思った? どう感じた? とお互いに聞き合えるような作品。この『LOOPER/ルーパー』は結末含め、それなりに皆さんが感じて考えてもらえればうれしいな」と彼自身も大好きな映画であることが言葉の端から読み取ることができた。
『LOOPER/ルーパー』は1月12日より丸の内ルーブルほか全国公開