今年のテーマは「一歩その先へ」 ゆうばり国際映画祭が2月に開催(産経新聞) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130116-00000579-san-movi
今年で23回目を数える真冬の映画の祭典「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013」が、2月21日から5日間にわたって北海道夕張市で開かれる。16日には札幌市内のホテルで記者会見が開かれ、オフシアターコンペティション部門の審査委員長を務める塚本晋也監督は「20年ぶりに参加するが、当時は毎年のように呼ばれていて、映画祭の間中、夢の中にいるような気分だった。またあの楽しさを堪能させていただきたい」と楽しみにしていた。
夕張市が財政破綻してからは6回目の開催で、若手映画作家の登竜門となるオフシアターコンペティション部門の10作品をはじめ、長編短編合わせて約115本の映画が8つの会場で上映される。今年からは短編映画のコンペ部門としてインターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門も新設され、よりバラエティーに富んだラインアップとなっている。実行委員会では昨年を上回る1万3000人の観客動員を目標にしている。
今年のテーマは「一歩その先へ」で、澤田宏一実行委員長は「現在の夕張市は少子高齢化が進んでいて、人口も1万人を切ろうかというところだが、市民が一丸となって町の再生を目指している。映画という娯楽の力を借りて、一歩その先に進んでいければと思っている」と話す。
また、映画祭の名誉大会長を務める鈴木直道夕張市長は「今年も映画祭が開催できるのは、市民にとって大きな誇りです。昨年に負けないような楽しい映画がそろっているので、ぜひ多くのみなさんに夕張まで足を運んでいただけたら」とアピールしていた。