トム・クルーズの新境地!! 思わず「ワイルドだなぁ」と言いたくなるような7か条の掟(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130122-00000021-flix-movi


トム・クルーズ主演最新作『アウトロー』の主人公ジャック・リーチャーが守り続けるオレ流の生き方を検証してみた。


 頭脳明晰で高い戦闘能力を有するジャック・リーチャーは、18歳で陸軍士官学校を卒業し、軍で13年間勤務。除隊後は気の向くままに米国を放浪する流れ者となった男だ。今回、公開された「『アウトロー』ジャック・リーチャーの掟」と呼ばれる動画では、思わず「ワイルドだなぁ」と感心してしまうような、彼が守り続ける7つの掟が紹介されている。

 流れ者である彼は、自由を愛するがゆえに「定職に就かない」。移動は徒歩かヒッチハイク。ちょっぴり遠くに行く場合はバスを使う。流れ着いた街の安宿を転々とし、「住居は持たない」。己のルールを持つ彼に「法は関係ない」。状況証拠がそろいすぎて、警察の誰もが疑いもしなかったような完全犯罪であっても「証拠を信じない」。独自に捜査を開始するも、時にはやりすぎで警察からも追われる身になってしまうが、そんなリスクもいとわない。

 さらに彼は、クレジットカード、免許証、携帯電話など、自分の身分が特定されるような「わずらわしい物を持たない」。ポケットにあるのは歯ブラシと期限切れのパスポート、そしてわずかな現金だけだ。

 クライマックスでは、彼に協力する女弁護士のヘレンが凶悪犯に誘拐されるが、携帯電話を持たない彼は凶悪犯との連絡を公衆電話で行うなど、あくまでも自分のペースを崩さない。しかも他人とのつながりを必要とせず「人と特別な関係を持たない」彼は、犯人に向かって「女は好きにしろ」とヒーローらしからぬコメントを発し、電話をガチャンと切ってしまう。これにはヘレンはおろか、犯人たちまでもギョッとしてしまうが、すぐさま電話をかけ直して「ただし貴様はブチのめす」と強烈な脅し文句をたたきつける。そう、彼の究極の掟は「悪を決して許さない」ことなのだ。

 アウトローとして、すがすがしいまでに「ノー」を突きつけ続ける本作。トムの新たな代表作として注目を集めそうだ。(取材・文:壬生智裕)

映画『アウトロー』は2月1日より全国公開