230万本の毛なみを3Dに! 監督&スタッフが語る『モンスターズ・インク3D』(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000000-piaeiga-movi
2002年に日本公開され大ヒットしたディズニー/ピクサーの傑作を3D化した『モンスターズ・インク3D』が2月9日(土)より日本公開される。近年は、過去に上映された2D映画を3D化し新たに上映する作品が増えているが、本作の魅力はどこにあるのだろうか? ピーター・ドクター監督ら製作スタッフの最新コメントが届いた。
その他の画像
今回、3D化を手がけたのは、ディズニー/ピクサー作品の3D製作の屋台骨を支える3Dスーパーバイザーのボブ・ホワイトヒルが率いる精鋭チームだ。彼らは、モンスターの世界を3Dで作り直すのに、およそ1年を費やしたという。「3D化にはとにかく苦労した。特にサリーの毛並は課題だった」というホワイトヒルは「毛の動きは乱数発生装置(ランダム・ナンバー・ジェネレーター)によって作られていたんだ。あの毛並の美しさはランダムな動きによるものだから、美しさをキープしながら230万本もある毛をそれぞれ3D処理するのは非常に難しかった」と明かす。
その苦労を共に乗り越えて本作を完成させたドクター監督も「3Dでは毛皮のボリュームがはっきりと感じられるくらい、素晴らしい。そして3Dの効果を使ったからこそ、ドラマティックで今までにない鑑賞体験を生み出せるんだ」と自信をみせる。
ちなみに、ホワイトヒルがオススメする本作の見どころは、物語序盤での寿司レストランでのパニックシーンと、猛吹雪の中でサリーがソリに乗って雪山を滑降するシーン。そして、監督、スタッフ全員一致で観客に注目してほしい場面は、終盤に登場する大追跡シーンだという。ドクター監督は「とにかくあのシーンはすごい!もともと勢いのある映像にしていたんだけど、3Dにしたことでさらに何倍にもレベルアップできたよ」と言い、ホワイトヒルも「きっとみんなの度肝を抜くよ。このとっておきのシーンは、3Dの価値を見せつける絶交のチャンスだからね」と語っている。3Dによって奥行き感とスピード、スリルに満ち溢れた映像を作り出すことに成功した本作を、ぜひ劇場で体験してほしい。
『モンスターズ・インク 3D』
2月9日(土)“3D”劇場限定公開!