『世界にひとつのプレイブック』のロバート・デ・ニーロ、懇親の演技は実話!精神を患った息子を思い涙(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130207-00000021-mvwalk-movi


『世界にひとつのプレイブック』(2月22日公開)で、21年ぶりに第85回アカデミー助演男優賞にノミネートされているロバート・デ・ニーロが、2月4日、デヴィッド・O・ラッセル監督とブラッドリー・クーパーと共に、ケイティ・クーリックがホストを務める米テレビ番組に出演。こわもてのデ・ニーロがインタビュー中に涙を流したことが大きな話題となったが、デ・ニーロの息子が精神障害を患っていることが明らかになった。

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同作でデ・ニーロが演じるのは、ブラッドリー扮する、妻の浮気のショックから精神を患ってしまった息子パッドの父親役だ。息子が双極性障害という精神の病を患っているデヴィッド監督にとって、この物語が私的で特別なものであることは、監督本人やブラッドリーのスピーチから周知の事実となっていたが、実はデ・ニーロの息子も双極性障害を患っているというのだ。

6人の息子の父親であるデ・ニーロは、ホストのケイティから、デヴィッド監督にとって特別な作品で、父親役を演じることの責任の重さを問われ、「十分に理解しているつもりです。感傷的にはなりたくありませんが、彼がどうやってこの事態を克服してきたかが理解できます」「親なら誰でも子供のことが心配ですが、このような病気を患った子供を持てばなおさらです。悪夢のような出来事に動転するばかりですが、乗り越えるしかないんです」と語り、涙した。

デ・ニーロは、過去に『ゴッドファーザー PART II』(74)で第47回アカデミー助演男優賞、『レイジングブル』(80)で第53回アカデミー演男優賞を受賞しているが、『ケープ・フィアー』(91)で第64回アカデミー主演男優賞ノミネートを最後に、ここまでノミネートされていなかった。

そんなデ・ニーロが久々にノミネートされたのが父親役というのは少々驚きだったが、見るものを圧倒させるリアルな演技は、実は実生活からくるものだった。シニカルでタフな顔を前面に押し出していたデ・ニーロが新たに見せたソフトな一面は、混戦模様の第85回アカデミー助演男優賞の結果を揺るがすものになるのか。結果が楽しみだ。