つねに進化を! ブルース・ウィリスが語る『ダイ・ハード』との25年(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000000-piaeiga-movi


公開中の『ダイ・ハード/ラスト・デイ』に主演するブルース・ウィリスがインタビューに応えてくれた。彼は長きに渡ってジョン・マクレーンを演じ続けているが、“同じことをやりたくない”がモットーのウィリスらしく、つねに新たなアイデアを投入し、自身と戦い続けた25年間だったようだ。

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行くところで必ず事件に巻き込まれ、痛いメに遭わされ、周囲に迷惑をかけ、不機嫌顔で文句とグチばかり言っているのに絶対にくたばらない男ジョン・マクレーン。この男は1988年にスクリーンに登場し、ウィリスを一躍スターに押し上げた。その後もシリーズは続き、ウィリスはアクション映画だけでなく、シリアスな作品や個性的な映画作家の作品にも出演する俳優へと成長を続けている。「最近はシリーズ物への出演が続いたので『どうしてこんな運命が自分に訪れたのか?』と改めて驚いたりもしたよ。ハリウッドに行こうと決めたのは、もちろん自分だ。でもこんなことを期待してはいなかった。僕はもともと舞台で芝居をやるのが好きだったんだよ。でも、そこですばらしい運命のめぐりあわせがあった。この仕事を通して、僕は新しいことに挑戦できるんだ」。

だからこそウィリスは、マクレーン刑事を演じる際も“新たな挑戦”を求める。本作でマクレーン刑事はシリーズで初めて海外に出た。「その点についてスタジオと話し合ったよ。舞台を海外にしたのは、ロサンゼルスやニューヨークから遠く離れれば離れるほど、ジョンは“陸の上の魚”のような状態になる。彼はモスクワのルールも知らないし、ロシア語もわからない。彼はどこに行こうと障害に出くわすんだ」。さらに新作では不仲で自分と同じぐらい“ツイてない”息子ジャックも登場する。「1作目でジョンと妻とふたりの小さな子供の写真が出てくるから『この子たちはもうそろそろ育っているよね? 彼らを出してきたらどうだ?』ということになったんだよ」。

ウィリスは同時期に活躍した肉体派スターがどんどん人気を失う中、現在もトップを走り続けている。「自分がハリウッドでどうしてこんなにたくさんの映画に出演できてきたのかと考える時、“自分自身と競争し続けてきたから”という理由しか思い浮かばない。僕は常に、前よりも良い仕事をしようと努力してきた。常に自分を向上させていきたいんだ。男ならではの“自分に打ち勝ってやる”というある意味ばかばかしい根性に支えられているのかもしれないな」。ちなみにウィリスは現在57歳。アクションを封印する選択肢もあるが、彼は「僕は昔と全然変わっていないよ」と宣言する。「この映画の撮影中、倒れてから起き上がるのに以前より時間がかかるなと感じたことが何度かあったんだ。でも、年齢のせいだとは思わなかった。着地のしかたが悪かったんだと思ったよ」とジョークを飛ばすウィリスは、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』で他の誰よりも大暴れしている。

『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
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