やっぱり思ったでしょ?
「そんなもんあったら誰も苦労しねーよ!」って。
これをファンタジーやSFやアニメレベルと評するのは真っ当なファンタジーやSFやアニメ作品を作ってらっしゃる皆様に失礼ではないかと思われる程、お粗末な設定&脚本でございました。まー、そーゆー作品の方が好まれる時代になったのかもしれないけど。
私が「ダイ・ハード5」に対して奥ゆかしい(?)気持ちでいられたのは、やはり先に「アウトロー」を見ていたおかげだと思います。この二つは一緒に見ると本当に丁度いいと思う。事前にジェイ君の顔を覚えておけただけでも私にとっては価値がありましたわ。
「アウトロー」ではジェイ君悪役なんですが、映画を見終わったあとにエンドクレジットに必死に目を凝らして「あの悪役の彼の本名はなんだ?!」と調べたくなるタイプなのですよ。そう、丁度「ダイ・ハード」におけるアラン・リックマンがそうであったように!
「ダイ・ハード」シリーズって、今まで魅力的な悪役が映画のおもしろさの半分担ってたと思うんですが(私は個人的に「3」のジェレミー・アイアンズが好きです♪)、「5」に関してはそれが全くなかった。顔も覚える気にならなかったし名前を調べる気にもならなかったですわ。これが脚本以外に最もダメな点ですね~。
ところで、私は「バーン・ノーティス」を見ていたせいか、ジャックが家族と音信不通になったのはスパイ稼業に手を染めたからねと自然に納得しておりました。まあ、スパイにしても「ミッション・インポッシブル」や「バーン・ノーティス」のようなスマートさに欠けててつまらんのですが。「ボーン」のようなリアルさもなかったけど。モスクワの市街をぶっ壊すのは「007」でピアース・ブロスナンが、カーアクションは「ボーン・スプレマシー」でもうやってたしね♪