大友克洋9年ぶりのアニメ監督作「SHORT PEACE」7月20日公開決定(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130302-00000001-eiga-movi


大友克洋監督の最新作となる短編アニメーション「火要鎮(ひのようじん)」が、4本の短編アニメで構成されるオムニバス「SHORT PEACE」として、7月20日から劇場公開されることが決まった。「SHORT PEACE」には、大友監督のほか、森田修平、安藤裕章、カトキハジメ、森本晃司ら一級のクリエイターが参加し、それぞれが日本をテーマに、固有の文化、歴史、サブカルチャー、未来を描いたショートストーリーでスクリーンを彩る。

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 大友監督のアニメーション監督作が劇場公開されるのは、「スチームボーイ」(2004)以来、実に9年ぶり。「火要鎮」は、江戸時代の大火を背景に商家の娘と火消しの男の恋を描いた短編で、昨年のアヌシー国際アニメーション映画祭短編部門優秀賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など、すでに多くの受賞を果たしており、満を持しての劇場公開となる。

 「SHORT PEACE」として上映されるのは、「火要鎮」のほか、「九十九(つくも)」「GAMBO」「武器よさらば」の4作品。「九十九」は、大友監督がデザインを担当したOVA「FREEDOM」で知られる森田修平の監督作で、こちらもアヌシー国際アニメーション映画短編部門優秀賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門推薦作品などに選出されている。

 「GAMBO」は、「スチームボーイ」のCG監督や「鉄コン筋クリート」の演出などを手がけてきた安藤裕章の監督作。原案・脚本・クリエイティブディレクターに石井克人(「REDLINE」「スマグラー おまえの未来を運べ」)、キャラクターデザイン原案に貞本義行(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「おおかみこどもの雨と雪」)が名を連ねる。

 「武器よさらば」は、大友監督が84年に発表した同名短編漫画のアニメ化で、キャラクターデザインを「AKIRA」や「老人Z」にも参加した田中達之、監督・脚本を「機動戦士ガンダム」シリーズのメカデザインで知られる人気デザイナーのカトキハジメが担当。アニメのメカデザインのほか、プラモデルなど立体物のコンセプトデザイン、監修を手がけるなど幅広く活躍するカトキにとっては、今回が初監督作品となる。

 オープニングアニメーションは、「アニマトリックス」「MEMORIES」の森本晃司が手がけ、巨匠から新進気鋭まで日本を代表する豪華クリエイターが集結。公開決定にあわせて特報映像も解禁となり、そのハイクオリティで濃密な映像の一端をうかがうことができる。