JAY-Zが語るディカプリオ主演最新作『華麗なるギャツビー』(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130402-00000005-piaeiga-movi


6月に公開されるレオナルド・ディカプリオの主演最新作『華麗なるギャツビー』の音楽をJAY-Zが手がけることが決定している。アメリカを代表するHIPOHOPミュージシャンとして活躍する彼がなぜ本作に参加することになったのだろうか?

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本作は今も読み継がれているF・スコット・フィッツジェラルドの小説が原作で、1920年代のアメリカを舞台に、上流階級の人々の熱狂と苦悩、悲劇を、作家志望の青年の目を通して描いた作品だ。これまでも繰り返し映像化されてきた物語を、新たな解釈と映像美を駆使して映画化するのは『ロミオ+ジュリエット』でディカプリオとタッグを組んだバズ・ラーマン監督。本作でディカプリオは毎夜、豪邸でパーティを催しながらも、その存在が謎に包まれている大富豪ジェイ・ギャツビーを演じる。

ラーマン監督と“JAY-Z”ことショーン・カーターはディカプリオの紹介で知り合ったという。カーターは「バズとレオナルドと話してすぐにこのプロジェクトは参加すべきだと確信した」と言い、2年に渡って本作の音楽づくりにたずさわった。映画は1920年代を舞台にしているがラーマン監督は「フィッツ・ジェラルドは、ジャズという爆発的なサウンドを自らの小説や短編に登場させたが、これを装飾としてだけではなく、ポップ・カルチャーの即時性をうまく利用したストーリーテリングの道具として積極的に活用した。だから映画を作るにあたり、かつてフィッツ・ジェラルドがしたように、ポップ・カルチャーに対する興奮をどのように観客から引き出すか考えなければならなかった。当時のジャズのエネルギーを今に置き換えたらヒップホップのエネルギーになる」と説明。カーターは本作を「過度の贅沢、デカダンス、そして幻想を目の当たりにする男の古典的なアメリカン・ストーリー」と分析し「そろそろ新しいことを試してみて、今風に作り替えてもいいんじゃないかな」と語る。

カーターは多くのミュージシャンやアーティストを集め、本作のためのトラックを制作・プロデュースしたそうで、中にはカーター自身がパフォーマンスする楽曲も含まれているという。ふたつの世界大戦に挟まれた“狂乱の1920年代”を舞台にしたドラマと、世界最高峰のHIPHOPミュージシャンの楽曲がスクリーンでどんなコラボレーションを見せるのか気になるところだ。

『華麗なるギャツビー』
6月14日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
※2D/3D同時公開