名優アンソニー・ホプキンスが“ヒッチコックになる方法”を語る(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000002-piaeiga-movi


20世紀を代表する映画監督アルフレッド・ヒッチコックの知られざるエピソードを描いた映画『ヒッチコック』で主演を務めたアンソニー・ホプキンスのインタビュー映像が公開された。役と真摯に向き合い、重厚な演技で観客を魅了してきた名優は、どのようにして“映画史に残る名監督”を演じたのだろうか。

インタビュー映像

映画『ヒッチコック』は、“サスペンスの神様”と称された天才監督と、彼を支え続けた妻であり映画編集者のアルマの知られざるドラマを描いた作品。数々の苦境や周囲の無理解を乗り越えて、傑作『サイコ』を完成させるまでの夫妻の姿に迫っている。

ホプキンスはこれまでにオートバイの地上最速記録保持者(『世界最速のインディアン』)や、朝食で食べるシリアルの生みの親(『ケロッグ博士』)、誰もがその名を知る米大統領(『ニクソン』)など実在の人物を多く演じてきたが、スクリーンに映る“見た目”は、ほぼホプキンス本人のものだった。しかし本作で彼は「ろう人形を作るように彼をまねる方法を模索した」という。そこで、オスカー受賞経験もある特殊メイクのスペシャリスト、ハワード・バーガーが招かれ、撮影前に1時間かけてホプキンスをヒッチコックに変身させた。

さらに彼は外見だけでなくヒッチコックの内面にも迫り、これまであまり知られてこなかったヒッチコックと妻との関係を見事に表現している。ホプキンスは「アルマは信頼のできる協力者だった。フィルム編集もでき、脚本も書ける。あまり知られていないが多くの写真を見ると幸せな夫婦生活が垣間見える。彼は気難しい人だったけどアルマを必要としていたんだ」と語る。

インタビュー映像はこのほかにもホプキンスが、妻アルマを演じたヘレン・ミレンや、サーシャ・ガバシ監督について語っている場面が収められており、映画鑑賞前の予習として楽しめる内容になっている。

『ヒッチコック』
4月5日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー