恐るべき姿に変ぼうする美少女が「ポゼッション」を激白(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130525-00000009-eiga-movi


「死霊のはらわた(1981)」のサム・ライミが、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた実話を基にプロデュースを果たした全米大ヒットホラー「ポゼッション」で、呪われた箱に封じ込められた“何か”にひょう依されてしまう少女を演じたナターシャ・カリスが語った。

 カリスが演じるエミリーは、ガレージセールでアンティークの木箱を購入して以来、その箱に異常な執着を示し、時には凶暴な振る舞いを行うようになる。日を追うごとに奇行はエスカレートし、自らが異変に気づくころには、すでに小さな体の中に恐ろしい何かが住みつき、徐々に支配力を強めていくことになる。

 カリスは「まず、ひょう依されたエミリーは生肉を食べる。私も生肉を食べる羽目になったけれど、苦手だった……。それに彼女は自分を見失い、何をしているのかもわからなくなるの。さらにガの大群が彼女の周りに集まるけれど、とても大きくて、気味悪いの! 何もかも箱が原因なの」と演技の苦労を語る。今回公開された画像はその1シーンで、エミリーの頬に何かの手の形が浮かび上がっており、人ではないものに変わっていく姿が見て取れる。

 そして、その何かを取り除くために、家族が一丸となって挑む戦いが描かれる。カリスは「それはとても強烈だったし、クールだった。彼女が取りつかれて、変になって、悪魔ばらいが始まるの」と振り返っている。

 オーレ・ボールネダル監督は、少女がひょう依された状況を「この映画では、それを本当にリアルにしようとした」といい、「(自分が)何かに取りつかれたとわかった時、少女がどんな反応になるのかをもっと掘り下げようとした」と振り返る。そして、「実際に取りつかれた経験のある少女のような、非常にリアルな感情を即興で演じ始めたんだ。ナターシャはただ邪悪というだけでなく、自分が取りつかれていることを知りながら、起こっていることをコントロールできない悲しみを表現したんだ」と、オーディションで見せたカリスの演技を絶賛した。

 カリスは本作を「クレイジーで感情的な展開になると思う」と評し、「涙したり、笑ったり、恐怖を感じたり。とてもクールだし、観客は熱狂的なジェットコースターの気分を味わえる」と伝えている。

 「ポゼッション」は、現在公開中。


【特集】「ポゼッション」