新『スーパーマン』続編は来年公開へ!アメコミ映画をめぐる攻防が背景(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00000023-flix-movi


人気ヒーロー・スーパーマンの誕生を新たに描き、ついに全米公開を迎えた映画『マン・オブ・スティール』の続編製作が、来年公開に向けて急ピッチで進められていることが明らかになった。先週14日に北米で封切られた本作はオープニング3日間で興行収入1億1,300万ドル(約113億円)超という大ヒットスタートを記録している。(数字は配給調べ・1ドル100円計算)

 同作は新「スーパーマン」の始まりの物語であると共に、2015年に公開が予定されているDCコミック版オールスター映画『ジャスティス・リーグ(原題) / Justice League』の幕開けの1作としても注目されている。WSJ.comによると、この大成功に気を良くした米ワーナー・ブラザーズは、本作の続編を『ジャスティス・リーグ(原題)』に先駆け、2014年に公開することを決断したとのこと。

 その背景にあるのは、アメコミ映画をめぐる現状だ。アメコミでは「アイアンマン」などのマーベルコミックスと「バットマン」「スーパーマン」に代表されるDCコミックが2大出版社としてしのぎを削っているが、映画の分野では『アイアンマン』『アベンジャーズ』などの一連のシリーズ映画がヒットしているマーベルが一歩リードしている感は否めない。

 一方のDCコミックは、クリストファー・ノーラン監督が手掛けた『ダークナイト』3部作のヒットこそあったものの、2011年の『グリーン・ランタン』の成績は予想を下回った。そうしたことも踏まえ、さらなるヒットが期待される『マン・オブ・スティール』の続編をできるだけ早く公開し、その後に控えた『ジャスティス・リーグ(原題)』に弾みを付けたいというのが製作側の意向のようだ。

 近年のアメコミ映画は『アイアンマン』シリーズのように2~3年に1本というペースが通例となっており、1年に1作で新作がリリースされるのは異例のことといえそう。まだ正式にアナウンスはされていないものの、本当に続編が来年中に公開されるとなれば、今後のアメコミ映画の勢力図を一変させるかもしれない。