舞台では無敵のヒュー・ジャックマン、映画『レ・ミゼラブル』で発覚した弱点とは? | シネマカフェ http://www.cinemacafe.net/article/2013/04/25/16737.html


歌って踊れてアクションも演技もできる、いまやハリウッドを代表する俳優となったヒュー・ジャックマンだが、意外にも弱点があったことが米エンタメ情報サイト「eonline.com」の取材で明らかになった。

それは「クローズ・アップ」撮影に対する恐怖感。大ヒットミュージカル映画でヒュー自身、アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされた『レ・ミゼラブル』の撮影時にそれは発覚した。監督のトム・フーパーが、大画面に映し出されるジャン・ヴァルジャン(ヒュー)のクローズ・アップを複数のシーンで使うと話したとき、ヒューは明らかに怖気付いてしまったのだ。

そのため、彼は多くのセレブたちの悩みを解決しているライフ・コーチのトニー・ロビンスに助けを求めたのだという。

トニーはこう語っている。「ヒューは長年の間、大ヒット作で何本も主演を務めていますが、ことクローズ・アップ撮影になると“気分が乗らない”といったレベルではなく、“恐怖”を感じてしまうのです。彼は『レ・ミゼラブル』でのジャン・ヴァルジャン役を引き受ける前に、自己を解放する必要があると感じたようです。生の舞台では、まったく恐れを知らないどころか、信じられないほどの白熱した演技力で、観客の心ををさらうことができるのにですよ」。

「ですから、私は彼には、生の舞台での演技をしているときと同じメンタリティーと才能を、カメラの前でも出してみるようにアドバイスしました。それがクローズ・アップ撮影に耐えられる力を彼に与えたようです。その証拠に、彼の『レ・ミゼラブル』での演技は最高でしたし、アカデミー賞にノミネートされるほどのものを見せてくれました」。

この件について直接的には触れていないが、ヒューはトニーのアドバイスについて、トニーのオフィシャル・サイトでこう語っている。「自分が誰であれ、どんなに成功していても、どんなに幸せであっても、トニーは特別な何かを与えてくれる人だ」。