今、注目すべき“インディーズ映画”はコレ! エマ・ワトソンにE・ホークが絶好調(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130626-00000007-cine-movi


ハリウッド映画は『スター・ウォーズ』シリーズや『アベンジャーズ』といった超大作ばかりではない。映画ファンが楽しみにしているのは、低予算ながらも一ひねり効かせた独特の世界を魅せるインディーズ映画であったりもする。そんなインディーズ映画の中で、注目すべき今夏のヒット作とは?

【写真】超ミニワンピでセクシー衣装のエマ・ワトソン

興行収入2,013万ドル(約20億円)とダントツの1位に輝くのは、昨年のカンヌ国際映画祭の「コンペティション部門」に選出された『Mud』(原題)。『リンカーン弁護士』のマシュー・マコノヒーが主演している、逃亡者(マシュー)と出会った2人の少年が彼を匿い、恋人との再会に手を貸すサスペンス・ドラマ。マシューのほかにもリース・ウィザースプーン、サム・シェパードが脇を固める傑作だ。監督は『テイク・シェルター』のジェフ・ニコルズがメガホンを取っている。

2位は『恋人までの距離(ディスタンス)』(’95)、『ビフォア・サンセット』(’04)の完結編と言われている『ビフォア・ミッドナイト』(原題)。もはやおなじみのセリーヌ(ジュリー・デルピー)とジェシー(イーサン・ホーク)の恋を追いかける、女子たちから絶大な支持を集める大人気シリーズだ。

18年前に旅先のウィーンで出会った2人は、9年後にパリで再会、そしてそのさらに9年後に夏の休暇をギリシャでまた出会い、滞在も終わりに近づいたとある一日の2人の会話が描かれる。ロマンチックな雰囲気…と思いきや、アラフォーとなった2人は愛だ恋だと言う前に現実を見なければならない年齢になっており、ケンカを繰り返すが…というリアルな大人の恋を描いたものとなっている。

また、4位には日本での今年公開が決定したソフィア・コッポラ監督、エマ・ワトソン主演のティーンエイジャー窃盗団を描く『THE BLING RING』。セレブばかりを狙った窃盗団がティーンたちの遊びから始まっていたという驚きの実話を基にした作品で、エマ・ワトソンのはじけっぷりが話題を集めている。

5位には2012年のヴェネツィア国際映画祭、トロント国際映画祭で上映された『The Iceman』(原題)。良き夫であり、良き父でありながら、その裏では冷酷な殺し屋だった実在の男を描いたドラマで、出演は『マン・オブ・スティール』の敵役で注目されるマイケル・シャノンを始め、『ブラック・スワン』のウィノナ・ライダー、『アベンジャーズ』のクリス・エヴァンス、『ジャッキー・コーガン』のレイ・リオッタと豪華な顔ぶれがそろっている。

そのほかにも、ミシェル・ウィリアムズを主演に迎えた前作『テイク・ディス・ワルツ』の次なる長編作品として、サラ・ポーリー監督が自らの家族を映画にしたユニークな作品『Stories We Tell』(原題)も好評のようだ。父親がイギリス出身の俳優で、母親もキャスティング・エージェントをしているという芸能一家に迫ったドキュメンタリー作品に仕上がっている。

日本公開がいよいよ今週末に迫ったアカデミー賞にノミネートされた『コン・ティキ』の人気も高い。感動作と口コミが広がり、興行収入7位にランキングしている。また、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督がウィリアム・シェークスピアの戯曲「から騒ぎ」を現代風にアレンジした『Much Ado About Nothing』(原題)もベスト10にランクインしている。

日本の夏はブラッド・ピット製作・主演の『ワールド・ウォーZ』、新生スーパーマンを描く『マン・オブ・スティール』、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、ジョニー・デップ出演の『ローン・レンジャー』…と超大作が目白押しだが、ちょっと趣向を変えて、インディーズ映画にも目を向けてみてはいかが?