春馬も感動!「キャプテンハーロック」好発進(サンケイスポーツ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130905-00000000-sanspo-movi


【ベネチア(イタリア)4日】俳優、三浦春馬(23)が3日夜、第70回ベネチア国際映画祭で特別招待作品の3DCGアニメ「キャプテンハーロック」(7日公開)の公式上映に参加した。上映後、5分以上のスタンディングオベーションを受け、「すごく感動しました」と大興奮。同作には世界78カ国・地域から配給オファーが殺到中。日本最高峰のアニメが、世界“航海”に向けて好発進だ。

【写真で見る】レッドカーペットで声援にこたえる荒牧伸志監督、原作者の松本零士氏、三浦春馬

 上映後、惜しみない称賛の拍手が響き渡る光景を前にして、三浦の胸に熱い思いがこみあげた。

 座っていた後列中央の客席から立ち上がると、360度を見渡し、深々と感謝の会釈。手応えを感じ、原作者の漫画家、松本零士氏(75)とガッチリと握手を交わした。その姿にさらに拍手が強くなる。三浦は恥ずかしそうに手をあげて応え、思わず照れ笑いだ。

 同作は、東映アニメ史上最高額となる総製作費約25億円をかけて、松本氏の名作SF漫画をCGアニメ化した作品。三浦は主人公、宇宙海賊・ハーロックの暗殺を命じられた特殊工作員・ヤマの声を演じた。

 松本氏の漫画はイタリアをはじめ、欧州で絶大な人気を誇るだけに、公式上映が行われた1000席の会場は超満員にふくれあがった。

 上映では冒頭、機材トラブルで2分間ほど画面が停止し、また最初から上映し直すというハプニングもあったが、終わってみれば絶賛の嵐。松本氏の影響で漫画を描き始めたという現地の男性ファン(32)は「グラフィックがとても素晴らしい。声優の方たちも心がこもっているのが分かりました」と大興奮だ。

 世界公開が目標の同作は、すでに78カ国・地域からオファーが殺到中。三浦や松本氏、荒牧伸志監督(52)は滞在中、世界各国の取材を受けた。

 公式上映を振り返った三浦は「映画を観た方たちがすごく温かい気持ちで拍手を送ってくれるという素晴らしい光景を目の当たりにし、感動しました」としみじみ。初めて味わうスタンディングオベーション、3大映画祭の雰囲気に大きな刺激を受けていた。