実写版『パトレイバー』は完全オリジナル新作!ドラマ&映画で展開! 真野恵里菜、筧利夫、千葉繁らが出演(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000018-flix-movi
25日、人気アニメ「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』の製作発表記者会見が千葉県・新柏倉庫で行われ、主演の真野恵里菜をはじめとするキャスト5名と押井守総監督が出席した。これまで同シリーズは漫画やアニメで展開されていたが、初の実写版では完全新作オリジナルとして世代交代した登場人物たちの活躍が描かれる。2014年4月より全12話のドラマを7章に構成して順次劇場にて上映、2015年には長編映画を公開するビッグプロジェクトだ。
これが、実物大98式イングラムだ!フォトギャラリー
物語の舞台は2013年の東京。長期的不況により手間とお金がかかるレイバーがお払い箱とみなされ、特車二課の第一小隊は解散、第二小隊がレイバーの運用経験の継続という名分の下でかろうじて存続した中で、奮闘する“3代目”の活躍を描く。完全再現された二課棟のセットで初お披露目されたキャストは真野のほか、福士誠治、千葉繁、太田莉菜、筧利夫の5名だ。
総製作費20億円という同作の総監督には長年シリーズに携わっている押井守が就任。2体で数千万円をかけた実物大イングラムは押井が周囲を説得して実現したといい、「CGでやる話もあったけど、実物を作り、そこから映画を始めるべきだと思った」とリアリティーにこだわった。また、第3世代を主人公にした理由については、アニメとは異なる世界観を描くためだったと説明し、「3代目はいろんな意味で今の時代のテーマを背負える感覚でした」と話した。
真野が演じるのは、1号班操縦担当で、何かといえば初代と比較されるのが悩みのタネの主人公・泉野明。「わたしが生まれる前に誕生して多くの方に愛されている作品なので不安もいっぱいでした」と心境を明かしつつ、「役にめぐり合えたのも縁だと思って、真野恵里菜にしかできない役にしたい。キャストの皆さんに頼らせていただきながら頑張らせていただくので、よろしくおねがいします」と元気にアピールした。
また、ファンにはおなじみの「シバシゲオ」を演じるのは、アニメ版で声優も務めた千葉。榊清太郎退職後、特車二課整備班長(2代目)に昇進したという設定になっており、「僕が整備班を仕切るので、重圧を感じながら日々叫びまくっています。役づくりはまったくしていません」と笑いを誘った。(取材・文:中村好伸)
『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』シリーズ全7章は2014年4月より順次、新宿ピカデリーほかにてイベント上映
長編映画(タイトル未定)は2015年、新宿ピカデリーほか全国公開