「本当はこの人が演じるはずだった!?」 キャスト変更、ハリウッドでは日常茶飯事(クランクイン!) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131027-00027444-crankinn-movi

サンドラ・ブロック主演のSFサスペンス『ゼロ・グラビティ』が、北米で3週連続1位の大ヒットとなっている。サンドラは今作でオスカー候補に挙がるので はともささやかれているが、この映画、過去にはアンジェリーナ・ジョリーやナタリー・ポートマンが主演候補に挙がっていた。 サンドラをオスカーに導いた 映画『しあわせの隠れ場所』も最初はジュリア・ロバーツにオファーがかかったし、古くは『あなたが寝ている間に』もデミ・ムーアのはずだったことを考える と、サンドラはかなり運が良いようだ。

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  やはり次のオスカーで主演男優部門候補に入るかと言われているのが、ヒュー・ジャックマン主演のサスペンスドラマ『Prisoners(原題)』この企画 は、違う監督や俳優で何年も実現が試みられてきたもので、レオナルド・ディカプリオ、マーク・ウォルバーグ、クリスチャン・ベールらが主演するはずだった 時期がある。

 また、来月北米公開予定のハリウッドリメイク版『オールド・ボーイ』も、もともとはスティーヴン・スピルバーグ監督とウィル・スミスで話が進んでいたの が、スパイク・リー監督、ジョシュ・ブローリン主演で実現したものだ。現段階ではまだ誰も作品を見ていないが、近年、キャリアが絶好調なブローリンなだけ に、賞レースで健闘する可能性もあるのではと予測されている。

 自分が断った映画が、別の俳優で実現し、大ヒットしたり賞を取ったりするのは、悔しいにしても、ハリウッドでは避けられないこと。良い企画は当然、トッ プクラスの俳優や女優のもとに集中し、彼らが本気で興味を示しても、スケジュールの関係やら、ほかにもっと良い作品があったなどの理由で結局やめるという ことは、日常茶飯事だからだ。

 また、やっておけばよかったというケースと同じくらい、捨てて良かったというケースも多数存在するのも事実。たとえば今年の夏、北米で失敗作となった 『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』には、『ハングオーバー』シリーズのザック・ガリフィアナキスが主演するはずだったが、彼が降板したため に、代わりとしてジェフ・ブリッジスが決まっている。映画が当たるかどうかは、業界人がどんなに知恵をしぼっても、予測は不可能。良い時も悪い時も、お互 いさまなのだ。