レゴラス!! 彼こそが真の主役!!

韓国のシネコンで満席の劇場で見てた時、レゴラス登場のシーンでキャ~♪と黄色い歓声が上がりましたわよ。韓国の女子、えらいぞ!

「ロード・オブ・ザ・リング」では常にアラゴルンの脇に控え、戦闘中も淡々と敵を倒し、用のない時は無言を貫いていた彼ですが、「ホビット」のレゴラスはひと味違います。

まず、映ってる時はほぼ真ん中にいます!

やー、「ロード」ではそりゃアップもあったけどさ~、どっちかというとアラゴルンを真ん中においてギムリと二人で脇を固めてるシーンの方が多かったのよね~。アラゴルンが大スクリーンの真ん中で剣を振り回してる時、首横に向けて横っちょで戦ってるレゴラス見てたわよ~。

それが今回は首動かさなくても常に真っ正面にレゴラスいましたからね。もう、感激! 

そしてレゴラス、血気盛ん!!

多少若いせいか、それとも地元にいるせいか、本作のレゴラスはやたら血気にはやっております。タウリエルが側にいるせいでしょうか?
この二人は戦闘ではいいコンビで、互いに背中を守る役。
レゴラスが現れるところ常にタウリエルあり、って感じだったんですが、スランドゥイル王が横槍いれたもんで……って展開で、晴れてレゴラスの第三部出演も決定事項となったのでございます。いや、直接のキッカケは違うんですけどね。第二部では世にも珍しいエルフの○○○を見ることができますわよ。

さらにレゴラス、よく喋る!

「竜に奪われた王国」一本で「ロード」の三作全部合わせたより喋ってるんじゃなかろーか? エルフ語もしっかりきかせてくれます♪ まあ、原作でも無口が売りなキャラではなかったしね。とはいえ原作ほど陽気でもないんですが……。

そうそう今回レゴラス、弓矢とアーチャズソードの他に剣もふるいます。「二つの塔」等では人間の作った剣を使ってたシーンがあったかと思いますが、本作ではエルフの剣をエルフらしい剣さばきでふるうのですよ。これはちょっと珍しいシーンだったので印象に残りました。

さて、レゴラスといえばお約束なのがなんちゃってスケボーシーン。もちろん今回もあります。とんでもないものをボード代わりにして。今までで一番ウケたわね。

それからエルフの雪の上に足跡も残さぬ身軽さを存分に発揮した戦闘シーンもあります。まるでバレエダンサーのような脚の舞に惚れ惚れですわ。これ見るためだけでも日本公開後は日参しちゃうわよ。

その身の軽さがウソのような、激しい肉弾戦もありまして、これはびっくり、レゴラスの髪が乱れます! そりゃレゴラスだってムキにもなるわ。

というわけで、本筋とは全く関係ないのですが(だって元々原作には出てこないし)、それでも見せ場の多さと観客の注目度では彼が主役! 彼こそ主役!!
レゴラス一番!!! なのです♪