H・フォード「ハン・ソロよりずっと複雑」宇宙に戻ってきた『エンダーのゲーム』(クランクイン!) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140124-00028999-crankinn-movi


現在公開中の映画『エンダーのゲーム』で、主人公の少年戦士エンダーを育成するグラッフ大佐を演じた名優ハリソン・フォード。『スター・ウォーズ』でハン・ソロ役を演じてから、久しぶりに宇宙が舞台の映画に戻ってきたハリソンに、“グラッフ大佐がどこか年齢を重ねたハン・ソロを彷彿とさせる”と言われていることについて、ズバリ聞いた。 本作は、近年の日本のサブカルチャー界をリードしているアニメ、漫画、小説、そしてゲームなどに多大なインスピレーションを与えた伝説的小説『エンダーのゲーム』の実写映画化。

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 ハリソンが演じるグラッフ大佐とは、主人公のエンダーを含め、あらゆる面で大人を凌ぐ新世代の兵士育成を目的とするバトル・スクールの責任者。地球を異星生命体から守るために、戦争の英雄を育てることが使命であり、その重責をエンダーに負わせるというキャラクターだ。

 ハリソンは「ストーリーを語る役割を担う、存在意義のあるキャラクターだと思ったんだ」と出演を決めた経緯を語る。「彼は、この少年(エンダー)を教える立場でもありながら、同時にうまく利用する必要もあると考えている。そんなふうに、哲学的、道徳的な側面でどんなところに立っているのかも、僕には理解できたのさ」。

 本作が、宇宙を舞台にした物語ということもあるが、ハリソン演じるグラッフ大佐がどこか年齢を重ねた『スター・ウォーズ』の“ハン・ソロ”を彷彿とさせると言われている。「ハンとグラッフが似ている点についてだけど、彼らはまったく似ていないと思うよ」とキッパリ。「グラッフはハン・ソロよりもずっと複雑なキャラクター」と分析し「別にハン・ソロをやったことを後悔しているわけじゃないけどね(笑)」と笑みを浮かべる。

 また、本作が日本のアニメーターやゲームクリエイターに影響を与えたと言われていることに「それは素晴らしいね」と喜びの言葉を口にしたハリソン。「原作は28年も前に書かれたんだ。そんな時代に、未来を正しく予測できたんだから、驚きだよね。インターネットやタッチスクリーン技術などを28年前に予測していたんだよ」と興奮気味に語り、「作家はそんなふうに未来を予測していたんだ。そんな賢さも、この映画に潜む魅力だと思うよ」と教えてくれた。

 『エンダーのゲーム』は絶賛公開中。