夜だというのに人だかりの絶えないお店が一軒。
銀座の路面店の中でも一際目立つ、ここがニコラシャール。
若い女性達がのぞき込んでいたのはこちら。
可愛いウサギと、シュークリーム!
これがまたウサ耳つきなんです!
泣けます、あまりに可愛くて……。
ショーウィンドウには耳付きシューがみっしり!
う~さぎうさぎ、何見てはねる……って、こちらのウサちゃん達はルーツがフランスのリヨンなので中秋の名月とは無関係に集っているのですよ。
そう、ここ「ニコラシャール」は、リヨン出身のフランス人パティシエ、ニコラ・シャールさんが始めたお店なんですね。
こちらの肖像がニコラ・シャールさん。
お写真ではもったいぶってらっしゃいますが、私がお店に入った時はニコニコしながらオープンキッチンに立たれていて、二階のカフェに上がる時には日本語で親しげに声をかけて頂きました♪ 他の日本人スタッフの方々も明るくご挨拶してくださるのですが、ニコラさんの日本語がお上手なのでどの声が御本人なのか分からなかったぐらいです。
ニコラシャールは去る1月14日に開店したばかりなのですが、早々から何人ものお友達がブログで紹介されていたので「これは行かなきゃ!」と思っていたんですよね。
私は有楽町で映画を見ることが多いんですが、折角だから銀座の路面店でスイーツでも買って帰ろうと思ってもたくさんありすぎてどこがいいのか分からなくて……ニコラシャールがオープンしてくれて、ようやく「これだ!」というお店に巡り会えた思いです♪ シュークリーム、子どもの頃から大好きなのよ♪
ニコラシャールに行くには晴海通り出て、ディオールとアルマーニに挟まれた道を通っていくんですが、そこは銀座ショコラストリートと呼ばれているんだそうです。なんでも世界の高級チョコレートブランドが次々にオープンし、今や4店舗も並んでいるそうで、確かに銀座西五番街通りというより「銀座ショコラストリート」と呼んだ方がしっくりくるようなエキゾチックなたたずまいになっておりました。これからバレンタインデイにむけて、女性客が押し寄せてくるんでしょうねえ。
こんな可愛いウサ耳つきのシュークリームあったら、絶対買っちゃいますよね!
バレンタインにはやっぱりオーソドックスにチョコがいいという方には
ショコラシュークリームお勧め♪
この左側の「ショコラ」、ワタクシ二階のカフェで早速食べてみました。一階のテイクアウトで買って家に帰ってから食べるまで待てなかったもので……。
その日は2月1日で映画サービスデーだったので、私は昼前から「ラッシュ」「大脱出」「マイティー・ソー2」と3本ほとんどぶっ続けで映画見ててへろへろだったんですよ。も~、絶対甘いもの食べないと帰るまで身が持たない~という状況。
こちらが注文した「ショコラシュークリームプレート」
好きなショコラシュークリームと飲み物が選べます。
私は「ショコラ」とコーヒー。
お皿の上の文字は「France lyon Japon」でしょうか。
ニコラさんの祖国フランスと故郷のリヨン、そして今住んでいる日本への愛情がが伝わってきそうです。
あ、もちろんウサギもチョコレートですよ♪
こちらはツレの選んだ「バジルフレーズ」。
「バジルフレーズ」は、その名の通りバジルとイチゴのマリアージュだそうです。
バジルとイチゴなんて、どんな味になるんだろうという試食前の不安は一口でどこかへふっとんでいってしまいました。私には想像もつきませんでしたが、イチゴとバジルの組み合わせは美味しいです。でも野菜っぽい味にならず、しっかりクリームしてるんです。甘くて美味しい、しっかりしたスイーツなんですよね~。味って、微妙で複雑な感覚なんだわと思い知った「バジルフレーズ」でした。
こちらは「ショコラ」を二枚におろしたところ。
こちらのシュー生地、ハード系なのです。フランスパンが固いように、フランスのシューも固いのでしょうか。固いといってもフランスパン程じゃありませんが、日本で普通にイメージするシュークリームのそれとはかけはなれた食感です。外側はバリっというか、ゴツっとしてるんですが気泡がたくさん含まれているので中はサクっとしています。何故か常に「っ」が入るのが特徴ですね。固くても、とても歯切れがいい感じ? 結構どしっと重量感もあるので、軽いランチの代わりに食べてもよさそうです。
中にはチョコクリームがた~っぷり♪
こちらはクリームもハード系。ホイップしたクリームに上質なチョコレートをたっぷりと混ぜ込んでいる証拠ですね。カカオの香りと風味を生かすため、甘さの方はかなり抑えめなので、辛党な男性でも大丈夫でしょう。とはいえクリームはかなり濃厚ですので、手でわしづかみにして口いっぱいに頬張るという食べ方には向いてないと思います(←おむすびじゃないから)。このショコラシュークリームはやはりナイフとフォークを使って一口ずつ食べるものですね。
ちなみにショコラシュークリームを食べている間はカニ食べるのと一緒で他のことはできません。ひたすら黙々とナイフとフォークを使って切片を口に運ぶのみ。途中でコーヒーを飲むことはおろかお喋りすらほとんどしなかったような。
なんでしょうね、他の味がするものを途中で口に入れるのがいやになるんでしょうかね。脇目もふらずに食べてましたよ。
ショコラシュークリーム相手の真剣勝負が終わり、ようやく気持ちに余裕ができた頃にはアイスクリームの方は少々、いやかなり溶けてきておりました。
ほどよく柔らかくなっていたので一気にぺろりとたいらげてしまいましたが、コクのある美味しいチョコアイスで満足感もひとしお♪
そしてこの小さいチョコボール、これがカリカリサクサクしてまた美味しいんですよ。あごの運動になるほどの歯応えと食感がたまりません!
ニコラシャールのコンセプトは「料理の様に手間と時間をかけたスイーツ」だそうですが、味だけではなく歯応えや歯触りなどの食感にまで相当なこだわりがありそうです。
そしてもう一つのこだわりは、もちろんウサギ!
中でも私が一番気に入ったのは、二階のカフェの
帰り際に気がついて、その場で爆笑してしまいました。非常ベルですよ、これ。ユーモアのセンスもなかなかたいしたものではありませんか!
味もセンスも抜群の「ニコラシャール」、銀座ショコラストリートの新しい名物店になりそうです♪ 今の内に通っちゃお♪
映画を見たらニコラシャールで一息。
クセになりそな、甘い習慣です♪
銀座ショコラストリート ニコラシャールのイベントに参加中