ジョセフ・G=レヴィット、祝・33歳! “愛”テーマの初監督作『ドン・ジョン』を語る(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140217-00000007-cine-movi


ジョセフ・ゴードン=レヴィットが自ら脚本を手がけ、主演し、メガホンを取った『ドン・ジョン』。なんと本日、2月17日(月)は彼のバースディ! ハリウッドを牽引する若手俳優として人気、実力ともに申し分のないジョセフが、33歳を迎えるに当たり、なぜ初の長編監督作で“愛”をテーマにしたのか、熱い思いたっぷりのコメントが到着した。

【祝33歳! ジョセフ・ゴードン=レヴィット/大写真】

本作では、鍛えられた身体に甘いルックスで、毎夜、違う美女を“お持ち帰り”してしまう、主役の“パーフェクト・ガイ”ジョン役ジョセフ。理想の女性・恋愛・セックスを求め、全くタイプの違う女性2人と出会うことで、新たな価値観を見出していく男の姿を、ちょっぴりセクシーに、そしてコミカルに描いている。

彼に気づきをもたらす2人の女性には、『her/世界でひとつの彼女』のスカーレット・ヨハンソンと、『メイジーの瞳』が公開中のジュリアン・ムーア。カメオ出演で、さらなる超豪華キャストが登場することも話題だ。

「ラブストーリーを描きたかった」というジョセフは、本作の中で、性の“モノ”化、親密さ、そして現代メディアといった問題にも挑戦していると明かす。子どもの頃から俳優をしている彼は、以前からメディアを通じて俳優が棚に並ぶ“モノ”のように扱われていると感じており、それは俳優に限らず、往々にして男女の関係ではお互いを性的な“モノ”として見ているのでは? と感じていたというのだ。

「僕の観察によれば、しばしば愛の障害になるのは、人がお互いを性的な“モノ”として見てしまうことだと思うんだ。それで、ポルノばかり見ている男と、ハリウッドのラブストーリーばかりを観ている女との関係を使えば、この問題を面白く描けると思ったんだ」と、本作の設定を解説。

さらに、「おそらく自分が“モノ”として見られていると感じたから、この話を描きたかったんだ」と語り、「これは俳優に限ったことじゃなく、誰でも経験があるはずさ。相手がどんな人間なのか決めてかかってしまうんだ。いつの時代にもある不変の問題だよ」と分析する。

また、「面白いのは母がこの作品を観てすごく気に入ってくれたことだよ」というジョセフ。彼が「最近は、誰かと付き合うとFacebookに載せ、デートを数量化しているみたいだ」と話すと、母親は「私が若い頃、Facebookこそなかったものの、“ステディ”という特別な呼び方をしていたわ」と応じたそうで、ジョセフは「恋愛に関することの多くは“不変”なんだ」と、改めて母親の慧眼にハッとさせられたそうだ。

監督としても活躍する俳優は、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、ジョージ・クルーニー、ベン・アフレックといった錚々たる名役者たちばかりだが、ジョセフもまた彼らに続くような “監督兼俳優”となるのだろうか? 30代の彼が初監督作『ドン・ジョン』で挑んだ、“愛”という不変のテーマとそのメッセージに注目してみて。

『ドン・ジョン』は3月15日(土)より角川シネマ有楽町、シネマライズほか全国にて公開。