サミュエル・L・ジャクソン!
彼があの勢いで演説(?)はじめたら、いつサメが後ろから飛び出て胴体食いちぎるかとハラハラしながら見ちゃいますね(←「ディープ・ブルー」の見過ぎ)。いや~、すごかった!
それにマイケル・キートン!
あなたティム・バートン版のバットマンだったでしょ?! まあ、「善悪」の定義が自分本位なのは相変わらずなのか……。
そしてゲイリー・オールドマン!
新「バットマン」のゴードンまではいかないにしても、いい人役でよかった♪
ついでにジェイ・バルチェル!
ヒゲがあると男前度が30%あがるのね! クレジット見るまで誰だかわからなかったけれど。
これだけクセのある脇役そろえたおかげで、「ロボコップ」の主役(名前、覚えてない)の「普通さ」がひきたってよかったのではないでしょうか。ん、「普通」というより「正常」かな? 唯一まともな人が「人」じゃなくなるという逆説的なおもしろさもあったような……。
そして相変わらずエドは脚が弱点。
いや、おもしろかったと思います。私は好きだ。
作品としては、例えていうならオリジナルの「ロボコップ」がレゴで作られてたとして、それを一回完全にバラバラにしてから順不同で「ロボコップ」に組み立て直したという感じ。レゴブロックのひとつひとつの位置はそれぞれ全然違っているけれど、全体としてはオリジナルに非常によく似た「ロボコップ」にできあがってるイメージ。印象的なシーンは出来る限り残しつつ、それらを配置する場所や組み立て方が全然違ってて、だけどそれでもしっかり「ロボコップ」なのがえらいと申しましょうか。オマージュでもリメイクでもなく、確かにリブートだわと思いました。
でも!
「これぞバーホーベン!」
というシーンだけはありませんでした、そういえば。オリジナルではそれが一番おもしろかったのですが。
まあ、仕方ないやね。