『300』続編、ザック・スナイダーが“監督交代”の舞台裏を赤裸々に明かす(クランクイン!) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140621-00031481-crankinn-movi
フランク・ミラーの同名グラフィックノベルの画のタッチをスクリーンに再現し、そのアクション表現がのちの映画に大きな影響を与えたザック・スナイダーの『300<スリーハンドレッド>』。それから7年を経て公開される『300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~』は、同じくミラーのアイデアによって生まれた続編。
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前作で、100万もの兵を率いるペルシャを相手に、300人の精鋭を率いて戦い、壮絶な最後を遂げたスパルタのレオニダス王に代わって、ギリシャの平和を守るため立ち上がったテミストクレス将軍が、一般市民から成るギリシャ連合軍を率い、海軍指揮官アルテミシア率いるペルシャ帝国との戦いに乗り出す。
『TV Bros.』6/21発売号(東京ニュース通信社刊)では、本作の脚本と製作を担当したザック・スナイダーがその舞台裏について語っている。
最初の作品から公開まで7年もかかってしまったワケを聞いて見ると「もちろんスタジオは『300』公開のあと、すぐに続編を作りたがったよ。でも、主人公のキング・レオニダスが死んじゃったんだ。続編は到底無理だって断ったのさ。でも、3年くらいまえ、フランク(・ミラー)が“サラミスの海戦”という戦いがあるんだって言って来た。今度は海戦でしかも戦うのは女傑とくる。これは面白いと思い、オレはすぐにスタジオに話をもっていった。すると彼らはもう興味をなくしちゃってたんだよ。それでもオレは脚本を書いていて、そんなときに『マン・オブ・スティール』の話が来て、そっちを受けたわけさ。で、『300』の脚本を見せたらスタジオサイドもとても気に入ってくれて、じゃあオレが『~スティール』の次にやるっていったら、スタジオは待てないからほかの監督にしろってね。だからノーム(・ムーロ)に頼んだんだ」
とその舞台裏をぶっちゃけてくれた。新人監督・ノームを抜擢した理由は「やっぱり審美眼かな」と語る。
「美意識がオレと似てたというのがあった。いろんな候補者に会ったけれど、そのなかでノームの作ったプロモ映像が最高によかったんだ。デボラ(・スナイダー。ザックの奥さんで共同製作者)には、ノームのプレゼンのやり方が『300』のときのオレによく似てるって言われたよ(笑)」
さて今回、3Dでの公開となって効果的だったのが血しぶきと水しぶき。とりわけ血しぶきがカメラに当たる表現はとてもクールだ。
「あれはオレもすげえ気に入っている。実はあの表現、『マン・オブ・スティール』のときにVFXのスーパーバイザーと試してみたんだ。これはかっこいいと思ったんだが、ほら、映画のレーティングがPG13だろ? だからちょっと過激すぎるというんで諦めたんだ。すると今回、ちゃんとやっていた(笑)。あの表現は3Dでこそ映えるよ。それに血だけじゃなく、空中にホコリやチリが浮かんでいる表現もオレはすげえ気に入っている。だから、みんなには是非とも3Dで見て欲しいよ(笑)」
『TV Bros.』6/21発売号では『久保みねヒャダこじらせナイト 岡村ちゃんがやってくるSP』として、久保ミツロウ、能町みね子、ヒャダイン、岡村靖幸によるこじらせトーク、「こじらせ」って結局、記号じゃん! 雨宮まみ×少年アヤ対談、ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリーインタビュー、鈴木ちなみDVD発売記念特集、このマンガ“雑誌”がすごい! ブロス軍団が『SASUKE』にリベンジ!などを掲載している。