J・J・エイブラムス「オールモスト・ヒューマン」にかける意気込みを語る(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140808-00000010-eiga-movi


ヒットメーカー、J・J・エイブラムスが「FRIINGE フリンジ」のクリエイター、J・H・ワイマンと再タッグを組んだSFクライムアクション「ALMOST HUMAN オールモスト・ヒューマン」(8月6日よりセル&レンタル中)の根底に流れるテーマ、そして自らも気に入っているという同作の世界観について語った。

エイブラムスの意気込みを無料配信中の第1話でチェック  舞台は2048年、凶悪犯罪に対抗するため、全ての警官はアンドロイドとパートナーを組むことが義務付けられていた。しかし、アンドロイド嫌いの刑事ジョンは、廃棄処分寸前だった旧型アンドロイド、ドリアンとコンビを組むことになる。ジョンは暗い過去を背負い、固く心を閉ざしているが、反面、ドリアンは時に感情的行動をとる人間のようなアンドロイドだった。

 エイブラムスは「ジョエル(企画担当のワイマン)は見たこともないようなヘンテコなものと、誰もが共感できる感動的な人間ドラマを掛け合わせるという難しいことをやるのが元々好きな人で、僕はそこが気に入っていた」と同作のパートナー、ワイマンを表し、「『オールモスト・ヒューマン』の企画を持ちかけられた時も同じ感触を覚えた。ただし以前の100万倍ぐらい不思議な掛け合わせだったけどね」と、当時を振り返る。

 特に気に入ったというのは、心を閉ざした人間と人間的なアンドロイドという従来の発想を逆転させたキャラクター設定や、現実離れしすぎない世界観。「すごくリアルで現代とも繋がる世界が描かれている。でも舞台が近未来であることから他のドラマとは全く違うことが表現できる」と期待を寄せており、「突飛だけど現実味のあるストーリーが描けるんだ。現代よりも恐ろしく、規模も大きく、予想もつかないような犯罪を繰り広げていたり、先を暗示するような内容になり得る。今までになかったような物語が出来上がるんだ」と自信ものぞかせる。

 いわゆる“バディ・ドラマ”ではあるが、ジャンルに固執する気はないようで、「1つの作品に詰め込めるだけいろいろ詰め込みたい。全体的にシリアスすぎると、冗談があっても笑えないし、ジョークばかりじゃコメディみたいになって、リアリティに欠ける。だから人生そのもののようなバランスになるのが望ましいよね。一般的な人々の生活の中には緊張感やドラマがあったり、大笑いしたりということがあるだろう? 理想を言えば、ユーモアをたくさん含みながら、緊迫感のあるアクションドラマにしたい」と、意気込みを語っている。

 また、作品の見どころについては、「人間らしさというものを描いているところだ」と断言。「主人公2人のコンビの関係性が絶妙だ。もちろん事件や意見の相違など関係を悪くしそうな出来事は起こるものの、このシリーズの核はこの2人の絆だよ」と、ジョンとドリアンの結びつきに重点を置いていることを明かした。

 ジョンを演じるのはエイブラムス監督作「スタートレック イントゥ・ダークネス」のカール・アーバン、ドリアンには「アンダーワールド 覚醒」のマイケル・イーリーが扮しているほか、リリ・テイラー(「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」)、ミンカ・ケリー(「大統領の執事の涙」)、マッケンジー・クルック(「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ)ら映画界でも活躍する個性派俳優が脇を固める。

 「ALMOST HUMAN オールモスト・ヒューマン」は8月6日より、DVDセル&レンタル中


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