ホラー映画と美少女の関係性を探る、キーワードは「か弱さ」?(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140815-00000020-flix-movi
「スクリームクイーン(絶叫の女王)」という言葉がホラー映画を語る際にしばしば用いられるように、このジャンルに美少女ヒロインはつきものだが、その理由を検証してみた。
ナオミ・ワッツの恐怖顔が見られる『ザ・リング』フォトギャラリー
まずは「か弱い」というイメージが生きること。『クロユリ団地』で前田敦子が演じたヒロインは、かわいいという点でもちろん魅力的だが、その「か弱さ」ゆえに観る側の同情を強く引く。『サスペリア』でバレエ学校に入学して連続殺人事件に遭遇するヒロインも同様だ。逆に『貞子3D』のように、美少女が恐怖をもたらす側となるケースもあるが、この場合は「か弱い」がゆえの意外性を観る側に与える。
そして、そんな「スクリームクイーン」にはそれぞれにドラマがあり、それが明かされるほど観る側の共感も深まってくる。恐怖に襲われるヒロインはただ絶叫しているだけではない。大地震後の混沌(こんとん)からのサバイバルを描いた『アフターショック』ではヒロインが意外な強さを見せつけ、混乱に適応していくという人間ドラマが見えてくる。恐怖を与える側がヒロインの場合も同様だ。人気和製ホラーに基づくハリウッド映画『ザ・リング』『ダーク・ウォーター』のように、なぜ美少女の霊が人間を襲うのかを解き明かし、ミステリーとしての面白さを醸し出しながら、観る側はこの恐ろしい存在への理解を深めることになる。ホラー映画は、ただ怖いだけでなく、このようなドラマがあってこそ成立するものなのだ。
舞台裏的な目線で見れば、低予算で製作できるホラーは新進女優の登竜門でもある。『富江 tomie』の菅野美穂や『ザ・リング』のナオミ・ワッツは、それぞれの作品の成功によって名を上げた。さほど知名度はないが、今後ブレイクしそうな美少女を発掘することも、ホラーの楽しみであることを付け加えておこう。(文・相馬学)
映画『富江 tomie』は8月16日夜11:15よりWOWOWシネマにて放送
目下「花子とアン」で花子の腹心の友、白蓮こと蓮様を演じている仲間由紀恵さんもホラー映画で頭角を現したお一人です。私これ見た時貞子を演じている女優さんの演技力にすっかり感心しましたからね。それが仲間由紀恵さんで、その後あれよあれよという間にトップ女優にのぼりつめたのでそれにもビックリだったんですが。
もしもドラマで鳴かず飛ばずだったら、彼女が日本を代表するスクリーミングクイーンとしてJホラーに出演しまくってた可能性も?!
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