GALAXYアンバサダープログラムのモニター企画で「GALAXY Tab S」をお借りしてます。
タッチキーパネルはグーグル検索窓などに触れると瞬時にして現れます。
これはローマ字入力設定。PCのキーボード配列とほぼ同じ。
これなら両手で素早く打てるかと思いきや、さにあらず。
タッチキーの反応が絶大に良すぎて、ちょっと触れただけでもすぐにそのキーに反応してしまうため、ミスタッチの続出でてんてこ舞いと相成ったのでございます。
それだけじゃなく、秋口に入って袖口の広いジャケットやコートを着るようになりますと、今度上の方にある数字や「E」「I」「O」などの母音を打とうと腕を動かすと、下の方にある「、」とか「。」に触れてしまい、文章がとんでもない所で終わってしまうハメに……。
長袖を着てタッチキーパネルを操作する場合は、できる限り袖口のすぼまったものを選ばなければなりません。
あれです、昔コンピューターが導入される前、手書きの事務や会計処理が一般的だった時代にはワイシャツの袖口が汚れたりすり減ったりするのを防ぐための「腕抜き」というものがありましたが、タッチキーが当たり前になる時代には袖口がキーパネルに触れないようにするためのよりぴったりした腕カバーが必需品になるのかもしれません。とりあえず、暖房が効いてるところなら、袖口をまくりあげればすむことですが。
さて、袖口が触れただけでも反応するタッチキーですから、文字を入力するのに「打つ」といった筋肉の激しい動きは必要とされません。ですから指先の酷使によって引き起こされる腱鞘炎とか肘の痛みや肩のこりなどからは金輪際解放されるかもしれません。ただ、文字を入力するのに筋力を要しないということは、どんな不自然な姿勢でも操作できるということなので、無理な姿勢を長時間続けることによる体のあちこちの不具合というのは起こる可能性がありますね。まあ、タブレットを保持するための姿勢が前提ですので、過度にアクロバティックな格好というのはあまり考えられませんが。その内中国の雑伎団辺りでワケわからん格好になって舌先でキーパネルを起用に操作するという演目が生まれたりして。
でも、このキーパネルなら病気や事故で筋力を要する操作ができない人にも使いこなせるわけですよね。そういう人達の生活の向上にこの「GALAXY Tab S」が少しでも役立つのかと思えば、袖口入力でヘンな所に「、」や「。」が挿入されても「ま、いっか」という気になれるというものです。