鬼才クローネンバーグがハリウッドセレブを風刺!『マップ・トゥ・ザ・スターズ』12月公開(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141003-00000034-flix-movi


映画『イースタン・プロミス』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』などで知られる鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』が12月20日より日本公開されることがわかった。ジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、ロバート・パティンソンら豪華キャストを迎え、ハリウッドセレブを風刺した話題作だ。

 ワイス家は、セレブ向けのセラピストとして成功した父(ジョン)、ドラッグの問題を乗り越えて子役としてブレイク中の息子(エヴァン・バード)、そしてステージママとして息子の出演作の物色にいとまがない母(オリヴィア・ウィリアムズ)から成る典型的なハリウッドのセレブファミリー。富も名声も手にした一家だったが、ワイスの患者である落ち目の女優(ジュリアン)が知人の紹介で顔にやけどの痕のある少女アガサ(ミア)を個人秘書として雇ったことで事態は一変。アガサはある問題を起こしてフロリダの施設に入れられていたワイス家の長女だった……。本作では、彼女の存在が一家の禁断の秘密を暴き、人々の運命の歯車を狂わせていくさまが濃厚な人間ドラマとして描かれる。

 数年前からクローネンバーグ監督とのタッグを熱望し、「女優役」にも果敢に挑んだジュリアンは、本作で今年のカンヌ国際映画祭女優賞に輝いたことも記憶に新しい。その演技はクローネンバーグ監督に「素晴らしいモンスターが誕生した!」と言わしめたほど。また、顔にやけどの痕がある恐るべき内面を持った少女にふんした『アリス・イン・ワンダーランド』のミア、名声に取りつかれた典型的な成り上がりにふんしたジョンをはじめ、前作『コズモポリス』でクローネンバーグ監督に心酔し、二つ返事で出演を決めたというロバートらキャストの演技合戦に期待したい。(編集部・市川遥)

映画『マップ・トゥ・ザ・スターズ』は12月20日より新宿武蔵野館ほか全国公開