M・ゴンドリーが個展開催で来日! 「クリエイティビティを発揮できる場に」体験型展示をPR(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00000006-eiga-movi
]「エターナル・サンシャイン」「ムード・インディゴ うたかたの日々」のミシェル・ゴンドリー監督が、日本で初の個展「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」開催に際し来日し、10月31日に会見した。
【フォトギャラリー】ミシェル・ゴンドリー監督の会見と展示の模様
東京都現代美術館(江東区)で現在開催中の同展は、「ホームムービー・ファクトリー」と「Around the World in 19 Videos」の2部構成。「ホームムービー・ファクトリー」は、12の映画セットを用い、インストラクターのサポートのもと、10人ほどのグループでオリジナルの短編映画を製作する体験型展示だ。
ゴンドリーは「映画学校や作品をプロデュースする場ではなく、人々が集まって短編映画を作る場です。ディズニーランドやショッピングとは違う楽しみを味わう場所になってほしいのです。年齢や国籍、社会階層に関係なく、クリエイティビティを発揮できる場になればよいと思います」と同展のコンセプトをアピールした。
「Around the World in 19 Videos」では、ゴンドリーによるミュージックビデオの代表作19点を紹介。また、アメリカの哲学者ノーム・チョムスキーをアニメーションで描いた「背の高い男は幸せ?」のためのドローイングや、「恋愛睡眠のすすめ」「ムード・インディゴ うたかたの日々」など映画で実際に使われた小道具などを展示する。
ミュージックビデオの展示は、ゴンドリーが考案した迷宮を模したインスタレーションで紹介する。「散歩するように、ミュージックビデオのリズムに合わせて19通りの散策を楽しんで欲しい」と呼びかけ、映画の小道具の展示については「実際のこととイマジネーションをミックスしたボリス・ビアンの小説『うたかたの日々』の精神を様々なオブジェとして反映した」と語る。また、近況として「最近子どもやティーンエイジャーを映した作品を撮り終えたところ。彼らにはエゴがなく、これまでにない楽しい撮影だった。前作『ムード・インディゴ』は、自分の野心がありすぎて、技術的にも感情的にも悪夢のような日々だった」と明かした。
会期中にはゴンドリーによるアーティストトークや映画上映会など関連イベントが行われる。「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展は2015年1月4日まで、東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催。