F・ワイズマン監督による構想30年、3時間に及ぶ美術館ドキュメンタリー公開決定(クランクイン!) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141102-00033533-crankinn-movi
“現存する最も偉大な映画人”として名高いドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン監督による最新作『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』の日本公開が決定した。ワイズマン監督が構想に30年近くを費やした意欲作だ。
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84歳のワイズマン監督は、これまでに『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』(95)、『パリ・オペラ座のすべて』(09)、『クレイジーホース』(11)などを手がけ、ドキュメンタリー映画の第一人者として知られる。今年の第71回ヴェネチア国際映画祭でも栄誉金獅子賞受賞するなど、世界的に評価の高い映画監督だ。
最新作となる『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』は、英国のナショナル・ギャラリー全館に初めて3ヵ月潜入し、ダヴィンチやミケランジェロ、レンブラントに代表される西洋美術の傑作や英国ロイヤルバレエ団と絵画の幻想的なコラボレーション、専門家らのギャラリートーク、修復師達の職人芸などをカメラに収めた3時間の長編ドキュメンタリー映画。撮影は1月上旬から3月中旬まで12週間に渡り、1日12時間撮影したという。ワイズマン監督は「美術館が開館する前にどんなことが起きているのか観察し、夜遅くも観察したほうが面白いからね」と語る。
“見識あるアマチュア”と自身を語るワイズマン監督が見つめた先にある美術館とそこにいる人々と芸術作品との関わりを持て余す事なく映像化し、発見と驚きに満ちた美術館の舞台裏を描いた本作。ワールドプレミアされた2014年カンヌ国際映画祭でも、”偉大なドキュメンタリー作家ワイズマンの最も美しく成功した作品”とメディアの高い評価を受けた。
映画『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』は、2015年1月よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開。