次世代のカンバーバッチとなるか!? 海外ドラマの新たな主人公に注目!(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00000015-cine-movi
ブラッド・ピットがアカデミー賞初ノミネートを果たし、“アイドル俳優”から演技派への脱皮を図った作品の1つとして語り継がれるテリー・ギリアム監督作『12モンキーズ』(’95)。あれから20年、そのTVドラマ版がオンライン動画配信サービス「Hulu」にて、ついに日本にも登場する。
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現在、全米放送で高い評価を獲得し、日本では「Hulu」で毎週1話ずつ配信されているドラマ版「12モンキーズ」は、そのカルト的世界観はそのままに、「HEROES/ヒーローズ」と「NIKITA/ニキータ」というメガヒットメーカーたちがタッグ。映画版ではブルース・ウィリスが演じた主人公コールに「NIKITA/ニキータ」のアーロン・スタンフォード、過去で彼を支えるライリー博士には『J・エドガー』のアマンダ・シュルが扮し、ブラッドが演じたゴインズ役は女性という設定となり、『コズモポリス』のエミリー・ハンプシャーが強烈な存在感を発揮している。
舞台となるのは、2043年。強力なウイルスによって人口の99%、約70億人が死滅した地球。地下世界で暮らす残りわずかな人類も死に絶えようとしている中、人類の未来を変えるため、「全てが始まった」と推測される2015年にタイムスリップすることを命じられた主人公が、ウイルスを散布したという“12モンキーズ”という正体不明の組織を探るさまが描かれる。
いま、「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチを始め、「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダス、「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポールなど、海外ドラマでの出演をきっかけに世界的にブレイクし、その後、大作映画へ出演するキャリアを重ねていく俳優が数多い中で、もちろん日本でも女性を中心に海外ドラマにハマる人が急増中。併せて、ドラマに出演するイケメン俳優への注目度も高くなっている。
中でも、「12モンキーズ」のアーロン・スタンフォードは、甘いマスクと確かな演技力で、いまドラマ界でも大注目。『X-MEN2』『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で炎を自在に操るミュータント、パイロ役を演じていたのもファンの間ではお馴染みだろう。
では、なぜ日本女子は海ドラ俳優にはまるのか、3つの理由をまとめてみた。
日本の俳優とここが違う! (1)役柄にのめり込める
1つ目の理由は、バラエティなどの他番組にて別の姿が見えにくい海ドラ俳優に対し、視聴者は日本人俳優以上にドラマでの役柄にのめり込めること。Tシャツ&ジーンズから、スーツやタキシード、はたまた日本人ではとても着こなせないような独特な衣装までスマートに着こなす姿はハマらないわけがない! また、中には、英語での演技では「上手い下手が気にならない」といった意見もあり、プライベートも役柄と同じくカッコいいに違いないと妄想を膨らませる女子も多いのかもしれない。
日本の俳優とここが違う! (2)30代オーバーの色気と普段のギャップ萌え
カンバーバッチ(38)を始め、アーロン・ポール(35)、「ホワイトカラー」のマット・ボマー(37)、「クリミナル・マインド」のマシュー・グレイ・ギュブラー(34)、そしてノーマン・リーダス(46)、「ゲーム・オブ・スローンズ」のニコライ・コスター=ワルドー(44)と、日本女子に“ウケる”俳優の多くは30代オーバー。若手では表せない大人の色気を醸す俳優が女子の心を掴むのは日本人俳優でも同じことが言えるが、ふと見せる可愛らしい表情や、SNSなどで見せる茶目っ気のあるプライベートの姿とのギャップは絶品。役柄にハマりきっている分、素の顔を知ったときのときめきは計り知れない。「さらに彼を知りたい」と追いかけるうちに、いっそうハマっていくのだ。
日本の俳優とここは同じ!? (3)ただしイケメンに限る
もちろん、イケメンであることはいつの世も全世界・全世代共通だ。
どこか童顔なルックスながら、ワイルドさも備え持つアーロン・スタンフォードも、ドラマ界で順調にキャリアを重ねてきた38歳。また、「NIKITA/ニキータ」では凄腕のハッカーを演じながらも、実際にはハイテクは全然ダメ。「電子メールをするので精一杯。台詞は意味不明だけど丸暗記した」と語るほど、ギャップ萌え要素もたっぷり。上記の3点をクリアする彼が、次世代のカンバーバッチとして女子を虜にする日は来るのか。「12モンキーズ」での怪演がカギを握ることになりそうだ。
「12モンキーズ」は「Hulu」にて配信中(毎週金曜日に1話ずつ全13話配信予定)。