トム・クルーズ、不可能を可能にする“イーサン・ハント”の最新写真&撮影秘話が到着!(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150325-00000009-cine-movi


先日、全世界待望の最新映像が公開され、主演のトム・クルーズによる超絶アクションが話題を呼んだばかりの、映画史上最高のスパイシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。このほど新たに、軍用機の翼をスーツ姿で駆けるトム演じるイーサン・ハントと、スウェーデン出身の新進気鋭の女優レベッカ・ファーガソン演じる謎の美女イルサとイーサンの2ショット写真が解禁となり、映像の撮影秘話が到着した。

【写真】『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』ポスター

『ミッション:インポッシブル』といえば、過去4作品で全世界興収が約22億ドル(約2,640億円)を超える、空前の大ヒットスパイシリーズとしてお馴染み。4作目の前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(‘11)は全世界で6億9400万ドル(約832.8億円)の興収を記録し、トム自身最大のヒット作となっている。

先日、明らかになった最新映像は、トムが地上約1,524m(5,000フィート)の高さを時速400キロ以上で飛ぶ軍用飛行機のドア外部に張りつき、侵入を試みるという体当たりアクションシーン。滑走路を助走し始める軍用機(A400)の翼から走って機体へと飛び移り、さらに加速して上空に離陸する機体の扉にしがみつく、という超絶スタントをトム本人が披露した。トムにかかるG(重力加速度)とリアルな撮影だからこその緊迫感が、映像からゾクゾクするほど伝わり、観る者の心拍数をも急上昇させる最新映像。実は、その撮影の裏側も驚異的だったものようだ。

◆なぜ地上1,500mで“飛行機スタント”!?
前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では、ドバイにある世界一高いビル、ブルジュ・ハリファ(828m)での“超高層”アクションが話題となったが、さらにそれを超えるハードなスタントとして、「この飛行機の離陸時に機外にいるというのはどうだろう?」とクリストファー・マッカリー監督がトムに提案。

ほんの冗談のつもりが、トムは「飛行機に乗りながら翼の上に出たり、機体の外に行ってみたいと思っていた」ことから、「それなら出来るよ」と快諾。今回の地上1,500mでのスタントを実行することになった。撮影はイギリスで2日間かけて撮影されたという。

◆肉体の限界に挑戦、撮影に伴う危険とは!?
滑走路上で飛行機が何らかの物体や鳥にぶつかることは大けがにつながるため、何日もかけて滑走路が清掃された。あの状態で目を開けて撮影できるかも、何度もテストが行われた。また、翼の上に立っているときにはエンジンから噴き出る燃料が直接トムの体にかかったり、徐行しているときでさえ噴煙(ガス)を吸い込んで目に入ったりしたので眼球全体をカバーできるレンズを着装し、瞳孔や網膜を守っていたという。

さらに、衣装はスーツ姿だったが、地上1,000フィート(約304.8m)毎に気温が下がるため、相当な寒さも予想された。監督いわく、「これほど緊張感のあふれる撮影現場は初めてだったよ。トムは『僕が(スタント中)、本当に辛そうに見えてもそれは演技の一部だから、カメラを止めないでといったんだ。本当にもうダメだというサインを出すまでね』と言っていたんだ。リアルなスタントを追求するトムならではの姿勢だけど、実際撮影を楽しんでもいたと思うよ」と撮影をふり返る。

◆理想のショットのため、8回も撮影!?
トムは飛行機のエンジンがまわり始めてから、上昇、地上走行、滑走路での走行、離陸、飛行、引換して着陸、そしてエンジン停止まで機体の側面にずっと張り付き、理想のショットを撮影するため、なんと8回も同じことを繰り返したという。トムの身体は離陸中、何度も機体の壁にたたきつけられていた。「僕が挑戦したスタントの中で最も危険なものだったよ」とトム。

“不可能を可能にする”男は、またもや新たな伝説を生み出すことになりそうだ。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は8月7日(金)より全国にて公開。