【シネマ羅針盤】リーアム・ニーソン、劇中の殺害人数は?“キルマップ”が海外で話題(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150514-00000016-cine-movi


いま、最もスクリーンで暴れまわっている俳優といえば、誰あろうリーアム・ニーソンだ。かつてアカデミー賞候補にあがった演技派俳優は、大ヒットし、シリーズ化もされた『96時間』(’08)でアクション俳優としても開花。62歳になった現在も、体を張り続けている。

【写真】『ラン・オールナイト』

そんなリーアムの主演最新作が『ラン・オールナイト』。自分の息子を守るため、ボスの息子を射殺してしまったマフィアの殺し屋ジミー・コンロンが、真夜中のニューヨークで逃走劇を繰り広げるアクションサスペンスだ。劇中にはリーアム演じるジミーに対し、腐れ縁の刑事が「お前はいままで何人殺してきたんだ?」と問い詰めるシーンも。きっと映画ファンなら、彼が近年の出演作でどれくらいの人数を殺害したか気になるかもしれない。

実は海外には「リーアムのキルマップ」をはじめ、彼がどんな方法で何人殺してきたかを検証するサイトが多々存在する。試しに「Liam Neeson kill map」や「Liam Neeson how many people killed」で検索すると、複数のサイトがヒットし、関心度の高さがうかがえるはずだ。先述した『96時間』3部作に加えて、『アンノウン』『フライト・ゲーム』といった最近の作品。『スター・ウォーズ/エピソード1 』で倒したドロイドも数えられている。

復讐に燃えるマフィアに追われる殺し屋という設定だけに、『ラン・オールナイト』でもリーアムは敵を殺しまくり。鑑賞中、メモを片手に“正”の字でカウントしてみたが、目にもとまらぬ早ワザゆえ途中であきらめるハメに…。加えて、家族というテーマを軸に、疎遠だった息子との確執と和解、マフィアのボスが殺された息子に抱く悪人なりの愛憎といった普遍的なドラマ性にも存分に魅せられ、ワンランク上のアクション映画を堪能した。

近年のリーアムがすごいのは、アクション俳優の新たな進化形態を提示し、興行的な成功も収めているという点。62歳にしてこれほど大暴れできるスターはほかにいない…と思ったら、あのスティーブン・セガールも1952年生まれの“同級生”だと言い、いつか対決が実現すればと期待したくなる。『ラン・オールナイト』では、マフィアのボスを演じるエド・ハリス、ジミーの父親を演じるニック・ノルティら激渋スターが作品に深みを与えている。

『ラン・オールナイト』は5月16日(土)より全国にて公開。