今回の「サントリートピックス ブロガーイベント」ではブロガーツアーとしてサントリーホールの普段観客は入れない楽屋なども案内して頂きました。
こちらはリハーサル室。常に誰かが使っているそうです。
でもここでピアノを弾いているのは出演者ではなく、この日私たちに「室内楽を味わうためのヒント」という貴重な知識を授けて下さった講師の方なのです。こうやって自らピアノを弾いて、次のコンサートで注目すべきメロディーを事前に教えて下さってるのです。それがモーツァルトの「バイオリン・ソナタ ホ短調K304」、及びサン=サーンスの「幻想曲 イ長調 op. 124」でした。当日は楽譜まで配られ、ピアノ譜とパート譜の違いを見極めた上で上述のメロディーがどこに書かれているか確認したりして……実に濃厚なレクチャーでした。
その後、午前中のマルシェ ワンコインコンサートにも出演していたレスパス弦楽四重奏団からバイオリンの小形響さんとビオラの福井萌さんにも講師として各楽器の紹介をして頂きました。
午前中はドレスを身に纏って舞台上で威風堂々と楽器をひきこなしていた演奏家のお二人なのに、私服になると華奢で可愛らしくて気さくなお嬢さんでした。
弓についても教えて貰って、全員「ほ~」。
弓って馬のしっぽでできてて、外れるんですって。
このしっぽの毛が演奏中にプツッと切れることがあるそうで、そういう場合はできる限り早くその毛を引っこ抜いてそのまま(舞台上で)ぺっと投げ捨てるんだとか。そうしないと弓を動かしている間にからまって邪魔なのだそうです。知られざるバイオリニストの苦労ですね!
最後に一人一人がバイオリンかビオラの体験レッスン。
文字通り手取り足取り、一から教えて頂きます。
私も生まれて初めてバイオリンを構え、弓で弾いて音を出すことができて大感激! 一度でいいから弾いてみたいと思っていたので、長年の夢がかなった気分(音を出しただけですけどね)。何故か姿勢が良いと大変褒められご満悦♪
ものはついでとワガママ言ってビオラも構えさせて頂いたんですが、やはりバイオリンより重く、そして音がかなり低いのにビックリ。バイオリンから5度低いそうなんですが、もっと低く感じました。身体に伝わってくる振動がもう違うんですよね。
重さ300~600グラムとはいえ、左手はずっと楽器を支え続け右手はひたすら動かし続けるわけですからもちろん両腕に筋肉がつくとお二人おっしゃってたんですが、その筋肉のつきようが例えようもなく美しいのが弦楽器奏者の特徴なんですね。バイオリン弾いて二の腕を美しくしようという美容法が考案されたら真っ先に習いに行こうと思いましたよ、私。
この日、ここで習った事があるので、サントリーホールCMGに関する記事がたくさん書けました。至れり尽くせりのブロガーツアーでお世話になった皆様には本当に感謝です。来年の6月にはまたきっと行きますね♪
・サントリーホール(東京・赤坂)
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/
・サントリーホール「チェンバーミュージック・ガーデン2015」
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2015/
サントリートピックス ブロガーイベントに参加しました。