マーク・ハミル「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のオファーを受けた瞬間の心境を告白(映画.com) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00000007-eiga-movi
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」にルーク・スカイウォーカーとして復帰を果たしたマーク・ハミルが、4月に米アナハイムで行われた同作の公式ファンイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」で、ジョージ・ルーカスからオファーを受けた瞬間に受けた衝撃について、ファン約4000人に語っている。
ハミルは、新3部作の1本目となる今作に出演する若手キャストを絶賛する。「新しいキャスト陣が最高だね。アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、ジョン・ボヤーガ、デイジー・リドリーらはとにかくすごく才能ある役者たちだ。よく人から『彼らにアドバイスを求められたりするのか?』と聞かれるけど、僕は『冗談だろう? こっちがアドバイスして欲しいくらいだよ』って答えるんだ」と気遣う余裕をのぞかせる。
作品の詳細については口を濁し、「最近は秘密主義だからね」とニヤリ。そして、「オリジナルの3部作を撮っていたころはインスタントなメディアがなかったけど、今ではTwitterもあるし、誰もが携帯電話を持っている時代だからね。そもそも、1作目を撮っている当時なんて、誰ひとりとして僕らに関心すら持っていなかったよ(笑)」とリップサービスし、場内を盛り上げた。世界中のファンが熱狂した“特報2”の内容を絶賛し、「これの素晴らしいところは、思いを凝らして想像をかきたてられる情報が盛り込まれているところだよ。墜落したスター・デストロイヤー……、墜落したXウィングまであるとは気づかなかったよ!」と満足げな表情を浮かべてみせた。
また、「スター・ウォーズ」撮影時の思い出として、憧れの存在だった英俳優ピーター・カッシングの名を挙げる。共演シーンこそなかったが、「コールシートに彼の名前を見つけたとき、僕は『この日は絶対に現場に行きたい。この日は絶対に行く!』と言ったよ。彼は本当に幅の広い俳優で、邪悪なフランケンシュタイン博士からシャーロック・ホームズまで、あらゆる役を演じられる気品と威厳があるんだ」と思いをはせる。
さらに、「彼はタバコを吸う時、いつもラベンダーの香りがする手袋をつけていたんだ」と明かす。「メイクアップの女性に『彼はどうしてあんなことを?』と尋ねたら、彼女は『他人と握手をする際、ニコチンの匂いを移したくないからと言っていたわ』って教えてくれたんだ。僕は『オー・マイ・ゴッド! なんて洒落たことをするんだ!』と叫んだよ(笑)」。
舌が滑らかになったのか、今作の出演オファーがどのような形でアプローチされたかを話し始める。「ジョージ・ルーカスから、彼の会社の人間を介してランチに誘われたんだ。妻に『どう思う? ジョージがランチに誘うということは、何か大きなことが待っているってことだよ』と言ったら、『新たに3部作を作るのかもしれないわね』って。だから僕は笑い飛ばしたんだ(笑)。でも、ランチの席にいたのは僕と妻とキャリー(・フィッシャー)とジョージだけだったんだ」。
こうしてランチの席で新3部作の構想が打ち明けられたそうで、「もしも君が出たくないのなら、その役を他人に頼むことはしない。君が登場しない形でストーリーを書く、って言うんだ。僕はポーカーフェイスを保っていたけど、心の中はドキドキだったね」と振り返る。そして、「キャリーが『私はやるわ』って言ったんだけど、僕は『ちょっと考える時間がほしい』って言うのが精いっぱいさ。実を言うと、ショック状態だったんだ(笑)。でも、もはやこれは選択の問題ではないよね。もし何らかの理由で『やりたくない』って言ったら、スター・ウォーズファンから最も嫌われる存在になっていただろうしね」と豪快に笑ってみせた。
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は、12月18日に全世界一斉公開。