夏です。暑いです。猛暑です。お宅の冷蔵庫は大丈夫ですか?
うちのは危ないです。頻繁に開け閉めすると冷気が外へ逃げてしまって、冷やし直すために冷蔵庫がうんうん唸っているのが聞こえます。
冷蔵庫の使い方については毎夏「省エネ」という側面から雑誌やテレビで特集がくまれるのですが、今年は「省食品ロス」とう観点からも見直してみようかと思います。
その前にそもそも「食品ロス」とは何かという話ですよね。
「食品ロス」とは世界中で生産された食品の内、食べられることなく廃棄される分の事をさして言います。
>世界中で捨てられる食品は1年間におよそ13億t。これは世界の人々が食べるために生産された食料の約3分の1に当たります。
>廃棄の原因は、発展途上国でのインフラや貯蔵施設の不足、先進国での消費志向や「もったいない」意識の低下などが原因とされています。
そこで
このサイトの中には以下の三つのコーナーがあります。
食品ロスの現状について書かれた「意識」http://www.seidanren.jp/mottainaizero/ishiki/index.html
消費期限と賞味期限の違いについてかかれた「知識」http://www.seidanren.jp/mottainaizero/chishiki/index.html
食品ロスを減らすために実際にできることについてかかれた「管理」
http://www.seidanren.jp/mottainaizero/kanri/index.html
「意識」についてですが、これは「どこまでなら自分が食べられるか」という問題なんですよね、はっきり言って。
例えば、とても美味しそうな大福とかシュークリームとかを食べようと口に運んだ瞬間、うっかり落としてしまったとします。はい、これは充分「食べられる食品」なわけです。しかし床に落とした瞬間から「食べられない」ものになってしまう。「食べる」ことは可能でも、それを食べる事が一種自分の人間性の否定につながるような事象をのりこえなければならないという心理的かつ文化的な問題をはらんでいますから。
まあ、床がキレイで、それで落とした大福かシュークリームを瞬時に拾ったとして、なおかつ誰も見てなかったら、私はそれを食べると思います。だって「もったいない」ですもの。
そう、心理的かつ文化的な壁を乗り越えるための手段(言い訳)として「もったいない」は大層有効な手段(?)なのですよ。それで食品ロスを少しでも減らすことができるのだったら、万々歳じゃないですか。
この「もったいない」は「おもてなし」よりも日本が世界に伝えるべき言葉、概念だと思いますね! 何か欧米の文化って、人様の皿に乗った食品はその人が食べない限りゴミだと思ってるようで、手をつけてない皿の料理は御家庭であっても当たり前のように全部捨てますからね。ラップかけてとっておいて後で食べるという発想はないのか?! と映画で見ていて愕然としたことがあります。あ、レストランで出された自分の皿に残った料理なら、欧米の方も持って帰ったりするんです。この辺から攻めればアチラにも「もったいない」精神を根付かせることは不可能ではないのかも?
「知識」ですが、これは「消費期限」と「賞味期限」の違いですね。
「消費期限」は「食べても安全な期限」。
これ守らないと、夏場は食中毒になるキケンがありますね。
「賞味期限」は「おいしく食べられる期限」。
ただし未開封の場合。これが大事です。
またこの「おいしく」ってのがミソでね、期限をすぎると「食べられないことはないけど味がひどく落ちる」ってのがあるわけですよ。やはり美味しくないと人間、食べきらずに残しますから。「賞味期限」内に食べきることは重要なのです。
「管理」、ここに冷蔵庫の上手な使い方も書かれているわけで。
ではここで私が行った「もったいない自己診断テスト
」の結果を乗せちゃいましょう!
ええ、ケチなんです、私。消費期限や賞味期限が多少すぎていても平気で食べちゃってます。
というわけで生鮮品の買い控えをしようとかたく心に誓った私なのですが、冷蔵庫を整理していたらそれどころじゃないことに気づきまして。
これはワタクシ、本当に「もう、ない」と何故か思い込んで新しいのを買ってきて、それを台所であけて、しばらく使って保存もしたあとで冷蔵庫に実は同類があったことに気づく……ということを何度も繰り返してるってことなんですよね~。自分、ボケたんかい!
なんかね~、冷蔵庫でムダに場所をとられているのもイヤなんですよね~。かといってメーカーが違うものを1本のボトルにまとめられないし……。メーカー同じでもイヤだわ、賞味期限が古い方のになりそうで。
だから今後は「管理」のコーナーにあるコレを実践することにしました。
>
「もったいない自己診断テスト」で私のチェックポイントが明らかになったんですが……
自宅に何の食品がどれだけあるかをしっかり把握しておくことが、“もったいない”食品ロスをしない大事なポイント。買い物へ行く前には、現在、冷蔵庫や保存庫の中に何があって、何を買わなければいけないのかをしっかり確認することが大切です。
自宅に何があるか把握できていない人は、できている人に比べて食品廃棄をする確率が4倍にもなるというデータもあります(生団連調査より)。
ハイ、すいません。大体は把握しているつもりだったんですが、実際はできていませんでした。反省します。
それから絶対これはやらなくちゃと思ったのが
「ローリングストック」
上の
非常食を買って、そのまま保管しっぱなしで、今年気づいて封を切ったら味が完全に劣化していて飲めないものがありましてねー。
改めてよく見たら2013年が賞味期限でした。2年以上前だよ。そりゃマズイよ。
震災以来、備蓄用の食品を買ってあるのですが、買ったきりそのままというのばかりで……一度見直して、食べられるものは食べてどんどん更新していかなきゃ。それが「ローリングストック」の基本概念なんです。
非常食があるから安心と思っていても、いざという時に開封したら食べられないシロモノばっかりだったというんじゃなんにもなりませんからね! ホント、古い物を廃棄しないですむように、普段から活用していかなくちゃ!
皆様も心配になってきた、してません?
もっと「もったいないゼロプロジェクト」について知りたくなった方は上記のサイトの他にもったいないゼロプロジェクトFacebookページ
もあるのでどうぞ見てみて下さいね。
https://www.facebook.com/mottainaizero
国民生活産業・消費者団体連合会様のPR活動に参加しています
oo
そんな私でも、これだけ暑いと買ってきた食材を使い切れず、ダメにしちゃうことが多いんですよね~。だって買い物しているスーパーは冷房がんがん入れているから、あれもこれもしっかり調理して食べられるような気がするんだけどぉ、いざ家に帰ってくるとキッチンとリビングにはエアコンがないので室温33度だったりするから、火を使った料理なんかしたくなくなるんだもん!