カンバーバッチ声優・三上哲、ベネさまに感謝!樋口可南子&松下奈緒も魅力にハマった?(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170212-00000016-flix-movi #Yahooニュース
海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」をはじめベネディクト・カンバーバッチの吹き替えを数多く担当する俳優の三上哲が、本作で声優に初挑戦した女優の樋口可南子、松下奈緒と共に、マーベル最新作『ドクター・ストレンジ』への思いを語った。
【写真】ベネさん頑張ってます!
本作でカンバーバッチが演じるのは傲慢(ごうまん)な天才外科医ストレンジ。彼は自動車事故によって両手の機能を失い絶望のふちに突き落とされ、人知を超えた魔術の力に救いを求める……。
「ベネさんらしい要素が盛りだくさんでしたね」と切り出した三上は、「上から目線だと思えば、時には弱みを見せたり。そしてどん底から這い上がってヒーローになったりと、彼のいろいろな面を見られる楽しみがありました」と本作を絶賛。「やっぱりベネさんは品があるしチャーミング。今回は女性に対して不器用だし、隙があるところもいい。そしてなんといっても存在感があります。マントが似合うし、スクリーン映えするなと思いました」と笑みを浮かべる。
そんな三上の言葉に「ベネさんと呼んでいるのね」と笑顔を見せた樋口は、「上から目線の男の人も、ベネさまだったらいいかもしれないわね」といつの間にか“ベネさま”と呼び親近感を抱いている様子。松下も「完璧だと思われた人が弱みをみせるのがいいし、それをベネさんがやると応援したくなりますね」と語るなど、すっかりカンバーバッチの魅力に引きつけられたようだ。
映画『ドクター・ストレンジ』は全国公開中
それはクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)役の松下も同様で「お芝居をしすぎても気持ち悪いし、しなかったら気持ちも乗らない。そういったことの繰り返しでした。それこそ同じシーンを何度も繰り返して。1日にワンシーンずつくらい収録するような感覚で、一言ずつ大丈夫ですか? と確認しながら。本当にじっくりと、丁寧に収録させてもらいました」と述懐。そんな二人の演技を三上は、「松下さんのクリスティーンはとてもチャーミングな声になっていますし、樋口さんのエンシェント・ワンは優しさと強さがありました。普通の声優さんでは出せない存在感がありましたね」と称賛した。
一方、エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)の声を担当した樋口は「ティルダさんがとてもかっこよくて。直感的にひと目ぼれをしました」と切り出すと、「彼女の芝居やセリフをなぞるだけでは弱すぎてとても立ち向かえなくて。自分で芝居をするボルテージじゃないと通用しない世界なんだと思いがくぜんとしました。ですから掟破りだったんですが、絵も見ない、音も聞かないようにしたんです。セリフの音の長さだけを体に入れて、自分が芝居をするつもりで全力でやらせてもらいました」と述懐。ベテランといえども、初挑戦の声優業にはかなり苦労したようだ。
「シャーロック」のヒット以降、カンバーバッチは三上の当たり役となった。「最初に彼をやらせてもらった『シャーロック』がヒットして、それが今でも続いているんだからありがたい限りです」という三上は、「最初にベネさんを見た時は驚きましたね。決して正統派の2枚目というわけではないんですが、お芝居をする姿がとても魅力的なんですよね」とほれぼれした表情。「ベネさんの顔を見たら自然に声が出てくる感じ。特別な役づくりはしていません」とのことだ。