ブログネタ:サントリーホール スペシャル☆コンサートツアー体験レポート! 参加中
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壮大なパイプオルガンの大小のパイプが立ち並ぶ事でも有名な
サントリーホールの大ホール。
音楽を志す者の夢でもあるこのステージに、先日私、遂に立つことができました! そして客席を前に歌声を披露することもかなったのです!! なんという幸福♪
といっても、お客様は客席側にはだあれもいないんですけどね。
そう、これはサントリーホールのバックステージツアーの一環で、ステージ上を体験できるという企画でのこと。歌ったのは名曲(つまり誰でも知ってる)「ドレミの歌」で、ツアーでご一緒した皆様との斉唱でしたが、それでも大ホールの響きの良さは耳にも身体にも伝わってきたものです。
撮影も可能だったので、普段とることのできない向きからの写真をガンガン撮って参りましたよ。
う~ん、この画像さえ見れば、いつでも私もソリスト気分が味わえるんだわ♪(お客様、誰もいないけど)
この壁とか天井の材質やデザインが、世界一とも言われる素晴らしい響きを生み出しているんですね!
舞台で歌っていても、自分の声も合唱団の声も殆ど壁や天井や客席に吸収されちゃって響きが返ってこないって、実は日本のホールではよくあるんですよ。日本は多目的ホールの方が一般的ですからね、そもそも音楽のコンサートに特化した設計がなされてないわけです。
その点、サントリーホールは日本初のヴィンヤード形式を採用したコンサート専用ホールですから、舞台に戻ってくる響きも最高峰。反響が反響を重ねてぼわ~んとなることもなく、クリアな響きが返ってきます。耳のいい人なら自分の声とか楽器の音色とか抽出できるかもしれない。残響も常に一定の長さを保っているんだそうです。
あ、ヴィンヤード(ワインヤード)形式というのはこのようにワイン畑の用に客席が段々になってすり鉢状に舞台を囲む形のホールのことを言います。
真ん中上部にパイプオルガンがどーんと威容を誇っておりますね。
パイプオルガン演奏の時はこの部分は使われないと思うのですが、通常のコンサートではこの席、意外と人気が高いんだそうです。オーケストラの後ろの位置でも問題なく曲が楽しめるサントリーホールの音の響きの良さがあってこそだと思うんですが、そこに陣取って指揮者の表情を観察するのがお好きという方がたくさんいらっしゃるそうで……。
ハハハ、これ、分かりますよ!
恐らくその席を選ぶのは御自身でも演奏される方が多いのでしょうね。いやもうだってね、指揮者って棒ふりながら百面相してる時ありますからね。そして演奏する側としては、指揮者がそこまでする情熱を感じて、それに応じたいと思うんですよね。指揮者と心を1つにする……その思いを自分が舞台に立つことなく味わえるのが、オルガン下のあの席なのだと思います。
ところでこの日はラッキーにもそのオルガンのコンサートを鑑賞する恩恵にも浴せたんですよ♪
これは無料でパイプオルガンの生演奏が聴けちゃうと言う、素晴らしい企画。9月まで毎月一回開催されます。
あ~、うち、小さな子どもいるから行けないわ~と嘆いたアナタ! そんなことはないんです!!
確かに「生」とはいけませんが、大ホールで行われているオルガン演奏のライブ中継をお子様と一緒にブルーローズ(小ホール)の大型スクリーンで鑑賞することができるんですよ!!! 就学前のお子様がいても、気兼ねなく一流の演奏家によるコンサートを楽しむことができるなんて、本当に素晴らしい取り組みですね♪ お子様泣いても大丈夫(たぶん)、喜んでくれたら最高♪
そのパイプオルガン、どこで演奏するかというと、実は2箇所ありまして、黄色い○で囲んだメインコンソールと……
舞台上のリモートコンソール。
リモートなので、舞台上にはコードが伸びております。
聴いている方は違いが分からないのですが、演奏者にとっては大分違うそうで、私達が演奏をきいたモニカ・メルツォーヴァさんは一曲目をメインで弾いた後、舞台に降りてきてリモートコンソールで演奏されてました。パイプの奏でるハーモニーは、文字通り音にどっぷり浸かる感じで身体全体に響きを感じましたね。
音というのは振動なので、空気中を伝わるだけでなく壁や床、座っている椅子を通しても響きを感じるものなんですよ。オルガンの一番大きなパイプが出す音はもはや人間の可聴域の限界というか、いわゆる音楽としての音符にも当てはまらないほど低いらしいのですが、その低音は身体が感じるんですね。そしてその響きの心地よさの上に上の音が積み重なっていくので、身体は安定感を感じたまま高音による天上の響きに感覚を委ねることができると申しましょうか……。
とにかく、一度サントリーホールまで足を運んで、是非ともこのパイプオルガンの音色を味わって下さいませ。これは実際に体験してみないことには、音浴シャワーの素晴らしさは分かりません! まずは「お昼休みの無料コンサート」からどうぞ♪
さて、大ホールの響きの良さに魅了されたワタクシ、アメーバマイスターのための「コンサートの楽しみ方講座」を受けたのも相まって、早速5月2日の「とっておきアフタヌーン」も聴きに行くことに決めました♪
「日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーン」について
お子様のためには「こども定期演奏会」があるのは、以前にご紹介したとおり。
次回は7月日です。
是非一度サントリーホールに足を運んでみて下さい!