『ジョン・ウィック』第3弾、アベンジャーズ破り首位スタート!続編に動きも:全米ボックスオフィス考

 

 >先週末5月17日~5月19日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気アクションシリーズ第3弾『ジョン・ウィック:パラベラム』が興行収入5,681万8,067ドル(約62億円)を記録し、初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

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 本作は、キアヌ・リーヴスふんする伝説の殺し屋を描いたシリーズ第3弾。オープニング興収は、1作目『ジョン・ウィック』の1,441万5,922ドル(約15億円)、2作目『ジョン・ウィック:チャプター2』の3,043万6,123ドル(約33億円)を大きく上回りシリーズ最高を記録。Varietyほか各メディアは、製作・配給を手掛ける米ライオンズゲートが現地時間14日、シリーズ第4弾の全米公開日を2021年5月21日に設定したと報じており、早くも続編に進展が見られた。

 3週連続で首位の座を守っていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、興収2,997万3,505ドル(約32億円)でワンランクダウン。全米累計興収は7億7,136万8,375ドル(約848億円)で歴代2位に。全世界累計興収も26億1,685万987ドル(約2,878億円)を記録し、歴代トップの『アバター』(27億8,796万5,087ドル・約3,066億円)と約1億7,000万ドル差で歴代2位につけている。

 初登場作品ではその他、2017年に日本でもヒットを記録した『僕のワンダフル・ライフ』の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』が、興収803万85ドル(約8億8,300万円)で初登場4位スタート。前作のオープニング成績が1,822万2,810ドル(約20億円)だったことを踏まえると、やや厳しいスタートといえる。また、国外退去が迫ったジャマイカ人女性の恋模様を描いた『ザ・サン・イズ・オールソー・ア・スター(原題) / The Sun Is Also a Star』が興収251万1,530ドル(約2億7,600万円)で8位にランクインしている。

 

今週末は、ディズニーの名作アニメーションを実写映画化した『アラジン』などが公開となる。(編集部・倉本拓弥)

5月17日~5月19日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ジョン・ウィック:パラベラム
2(1)『アベンジャーズ/エンドゲーム
3(2)『名探偵ピカチュウ
4(初)『僕のワンダフル・ジャーニー
5(3)『ザ・ハッスル(原題) / The Hustle』
6(4)『ジ・イントルーダー(原題) / The Intruder』
7(5)『ロング・ショット(原題) / Long Shot』
8(初)『ザ・サン・イズ・オールソー・ア・スター(原題) / The Sun Is Also a Star』
9(6)『ポムズ(原題) / Poms』
10(7)『アグリードールズ(原題) / Uglydolls』