「1917」3分半のワンカット映像公開、サム・メンデス「我々が作ったのは体験」

 

サム・メンデスが監督を務める「1917 命をかけた伝令」の本編映像がYouTubeで公開された。

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「1917 命をかけた伝令」では、第1次世界大戦に投入された若きイギリス兵たちの姿が描かれる。ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、ベネディクト・カンバーバッチコリン・ファースマーク・ストロングらが出演。第73回英国アカデミー賞では作品賞を含む7部門で受賞し、第92回アカデミー賞では10部門にノミネートされている。

このたび到着したのは約3分半のワンカット映像。兵士であるスコフィールドとブレイクが、廃墟内とその周辺を探るさまが映し出される。そして後半には、空中戦に敗れた敵の飛行機が2人の近くに墜落する様子が収められた。

撮影監督を担当したロジャー・ディーキンスは「引き画を入れるか、どうカメラを動かせば周囲を見渡せるか、その瞬間を強く映せるか、ワンショット撮影というのはそのバランスが肝だった。ただ2人を背後から追うだけの映像にはしたくなかった。物語を描写する方法を模索したよ」と制作を振り返る。またメンデスは「観客にはカメラを忘れて、彼らの感情的な決断に共感してほしい。兵士たちが何を体験し、戦争で人間に何が起こるのか。我々が作ったのは体験そのものなんだ」とコメントした。

「1917 命をかけた伝令」は2月14日より全国でロードショー。