クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus
#AWAY 男性が一人で歳月をかけて作った絵の美しいアニメーション作品って、女性である私が見ると独りよがりで観念的でラストが「だから何？」で、しかも全体的に気持ちが悪い場合が多い。これもきっとそうだろうなと思いながらも「いやいや、… https://t.co/2kZ15V0w6z
2021年02月01日 14:54
やっぱりそうだったわ。 まあそこまで気持ち悪くはなかったので最後まで見られたのだけど、ラストシーンは盛大な「だから何～？！」でした。しかしその心の叫びを打ち消すが如く大音量で劇中カットを派手に編集した「日本版エンディング」が入るんですよね。いや、これ英断ですわ。気圧されたもん。
2021年02月01日 14:54
おかげで自分が見ていたものが何だったのかイマイチ思い出せなくなりました。そもそも明確なストーリーが語られてるわけではないので、ひょっとしたら全てが夢なのかも。形としては、ある島の無人部分に漂着した少年が、安息の地を抜け出し地図にある人里目指して小鳥を友にバイクで突っ走る話です
2021年02月01日 14:54
少年が最初に辿り着いた場所は水も果物も雨露をしのげる場所もあって、とりあえず生きていくことはできるんですよ。でも何故か出口に黒くででかいゴーレムみたいな妙な存在がいて少年がそこから出るのを漠然と阻むんですね。 少年がバイクの練習をし、そこから走り出すと今度は漫然と追ってくる。
2021年02月01日 14:54
実はね、冒頭からその安息地が子宮的な場所であることは映像から明かなんですよ。もう、この、蠕動するトンネルを抜けたらそこが開けた場所だったという、産道を通って誕生しましたの気持ち悪い比喩、やめて欲しい。産道、トンネルのように広い穴じゃないから胎児姿勢のまま通れませんからね。
2021年02月01日 14:54
そうすると出口にぼんやりいるゴーレムは母親の謂でしょ？ 母親じゃなくても自分をひとところに閉じ込め束縛する女の権化であるわけです。肉体的な拘束はしてないけれど、心理的に縛り付けてるからその存在が薄ぼんやりしてるわけ。でも逃げても逃げても追ってくるのね。ほっておいてくれないわけ
2021年02月01日 14:55
地図に描かれていて少年が目指すポイントが幾つかあって、半分埋まったタイヤが巨大化したみたいな形なんですが、言ってみればそれも女性。だからこの作品は母親から逃げた男の女性遍歴を描いてるんですな。そんでいっつも逃げ出してるの。おまい、えーかげんにせーや、と思わないでもない。
2021年02月01日 14:55
このアニメにはセリフがない。感情は少年の表情と動作で読み取るしかないんですが、それはよくできていると思うんです。でも少年以外に登場人物がいないから、人と人との言葉を介した交流がないんですよ。私にはそれが物足りない。なんで男って言葉を惜しむの？ 喋ったらエネルギー減るのか？
2021年02月01日 14:55
まあ、最初に出てきた小鳥の他にも鳥や動物は出てきて、それらとは一緒に過ごしたりもするんですが。でも所詮、通りすがり以外の関係はもたないんですよね。彼にとって大事なのは自分の生存と自由だけなので、それを守るためには何でもしますが決して他の誰かのためではないのです。自己中心なのよ
2021年02月01日 14:55
女性の視点の入らない作品って、えてしてこうなりますよね。まあそこが男性には清々しいのでしょうが。奪い、破壊し、逃げるだけ。誰かを助けるのは、期待してではないにしろ、恩返しを受けるため。それも十倍返しぐらいの。 いいかげんにしろ、と思いますわ。
2021年02月01日 14:55
