クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#FUNANフナン これは見るべき作品と思っていた。 鑑賞した今、誰もがみるべき作品と思う。 https://t.co/SM4Cov5nZj
2021年02月11日 18:43
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus日本の誇張されまくったアニメに慣れていると一見物足りなく思えるほど素朴な絵柄だが、表現力に不足はない。都市住まいのその家族が不自由のない暮らしを営んでいるのは食事の際の品数で分かる。特に御馳走というわけではなく普段の食事なのに、米も野菜も魚も豊かにある。彼らは満ち足りていたのだ。
2021年02月11日 18:43
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus若い夫婦は愛し合い、その子は家族の慈しみを一身に受けて幼い日々を満喫していた。その生活がクメール・ルージュのプノンペン侵攻によって一転する。住居を追われ、途中で車も壊され、農村に追い立てられる内に一家は散り散りとなる。強制労働下の食事は米飯ばかりで、量は減っていくばかり。
2021年02月11日 18:43
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそうやって最初はふくよかだった登場人物達がやせ細り、顔が険しくなっていくのを少ない数の線で的確に表現している。痩せて、襟や裾が大きく開くようになってしまった服からのぞくのは、浮き上がる鎖骨や肋骨。袖口から見える腕は細く、足は裸足のまま。冒頭の「幸せな生活」からの落差が凄まじい
2021年02月11日 18:43
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそこに見えるのは、当時の為政者の国民に対する凄まじい無関心だ。彼らは「人」の事など考えない。「労働力」としてどれだけの収益を上げるかが重要なので、経費=食品や生存に必要な物品全てを抑える事しか考えてないのだ。 恐ろしい事に、それは今の日本の状況と見事に重なってしまう。
2021年02月11日 18:43
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus為政者に「国民の命を守る」という概念がなければ、困窮した順に人は死んでいく。上の命令を伝える中間管理職は好き放題やって私腹を肥やす。「働けば認められる」「その内ちゃんとする」と口では繰り返すが、その言葉が守られる事はない。その先に何があるのか、それをこの映画で知る事ができるだろう
2021年02月11日 18:43