2月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:5276
ナイス数:60
南極(人)の感想
ギャグマンガを小説で表現するとこうなるのか、と。例えば「うる星やつら」でサクラ先生が錯乱坊を蹴り飛ばすシーンは毎回笑いながら読めても、それが女性編集者が三頭身の老爺をサッカーボールの如く扱う記述となると、それがどんなに面白おかしく書かれていても、ちょっと眉をひそめてしまうのだ。時代の変遷もあるだろうが、読者側にそういう「ギャグ」を「小説」で「読む」という心構えがまずできてないと、素直に「笑い」として受け入れるのが難しいというか。それにしても毎回同じ行為を表現する多彩な比喩には感心してしまう。京極堂読みたい