クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#パピチャ未来へのランウェイ https://t.co/ocmBoFNeV1 鑑賞したのはもう随分前になるのですが、なかなか感想が書けなくて……。 これは予告篇を見て、見るべき作品だと思って劇場に行く時間を作りました。そしてその価値は間違いなくありました。
2021年03月24日 02:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusヒロインが性別役割から解放された「ラーヤと龍の王国」が未来、ジェンダーギャップの壁になんとか風穴を開けようとする「野球少女」が現在ならば、自立しようとする女性を弾圧する「パピチャ」過去……としたいところですが、実際はこれが現実です。舞台であるアルジェリアだけでなく日本でも。
2021年03月24日 02:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus女性が男性と同じ権利を欲するだけで周囲から叩かれる図式は、90年代のアルジェリアも現代日本もまるで同じです。煙たがられ、誹られ、笑い物にされ、要するに迫害を受けるわけです。男性だけでなく同じ女性からさえも。アルジェリアの場合はそれに実力行使が伴うので命の危険まであります。
2021年03月24日 02:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「パピチャ」は「自分の好きな服を着る」という自由を貫こうとした女性達がどんな迫害を受けたかという記録です。政治的、宗教的なものだけじゃなく、彼女達が恋人から受けた仕打ちも含まれます。都会人で金持ちで西欧風の教育を受けていても、結局「女は男に従うもの」としか思っていないんです
2021年03月24日 02:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその時期のアルジェリアはイスラム主義の過激派が台頭してきて、女性への締め付けも厳しくなる一方。街ではジーンズが流行る程西欧化が進んでいたのに、いきなりブルカ着用令が出たりする。すると若い女性の服装を苦々しく思っていた狂信的な女性達が暴力で実力行使に来たりするんですよ。
2021年03月24日 02:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusイスラム主義の男にとって女子大の学生なんて目の敵です。彼らにとって女は従順で男に奉仕さえしてればそれでいいので、教育なんて邪魔なんです。奉仕を拒否する女は男の敵。そういう女を男はどう扱うかを「パピチャ」は丹念に拾っています。これは大変参考になりますよ、日本にいても。
2021年03月24日 02:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれでもヒロインは負けない。 「自分の好きな服を作って着る」という権利と自由を手に入れるため、彼女は戦い続けるのです。もうホント茨の道だって分かっているのに。 辛い話で、見て勇気づけられるというよりめげそうになるんですが、ヒロインの強い目の光りが最後まで失われないのが希望です。
2021年03月24日 02:44
これ「社会の敵にされたに女性がどんな制裁を受けるか、目立つ女は男からどんな扱いを受けるか」という見本帳のような作品でした。似たり寄ったりの事は日本でも、いや世界中どこでもありますが。違うのは相手に殺傷力の高い武器があるので命の危機に直面してる点。ヒロインの勇気はスゴイです。