クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#スーパーノヴァ コリン・ファースとスタンリー・トゥッチが長年連れ添ったカップルを演じるとあっちゃあ何が何でも見に行きますよね! 二人がこれまで演じたゲイ役ではコリンは男も惚れる男前、スタンリーはいわゆるオネェっぽい演技で笑わせて… https://t.co/lwtVJ5a2x1
2021年07月06日 15:03
笑わせてくれるというイメージ 。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこれはお友達にブログで教えて頂いたんですが、最初二人の配役は逆だったのだとか。 https://t.co/2G4MnIjc2t 確かに脚本だけでイメージすると最初の配役がよさそうですが、実際に映画を見るとそれ以外には考えられなく… https://t.co/6j73lkoQoN
2021年07月06日 15:03
それ以外には考えられなくなります。二人の内面から湧き上がる感情がそれぞれの役に則しているのかな?
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの二人が並んでいるのを見るとコリンの方が20㎝ぐらい背が高く見えるんですよ(実際は15㎝程)。肩幅もガッチリしていて男性的な非常に美しいプロポーションをしている。だから見た目としてはタスカーを美丈夫コリンが、サムを華奢なスタンリーが演じる方がしっくりきそうな話ではあるんです。
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusでもそれだと当たり前すぎるんですよね。この二人の演技ならそれでも感動はするだろうけれど「うんうん、悲しいね」で終わって映画館出て、それで忘れる可能性もある。しかし配役を入れ替えたことにより「スーパーノヴァ」は見た者の心を抉るまでの作品になったのだと思います。
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusコリンって痩せ我慢してる役が多いというか、強がって体面保ってる演技が上手いじゃないですか。それで物語の最後まで虚勢を張ったままで、それがおかしかったりもの悲しかったりと作品に応じて味になる。でも本作では途中でそれが崩れ去るんですよ。その瞬間、彼の内面に隠された弱さが露呈する
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの感情の発露はそれまでとのギャップが大きければ大きい程観客の心を揺さぶるわけです。「ファーザー」のサー・アンソニーもそうでしたが、「あんなに大きくて厳めしく感情を制御していた人が、今は子どものように泣いている」というシーンは観客にもショックを与えます。
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれならその場面を受け持つのはコリンの方がふさわしい。それまで抱いていたイメージとのギャップが大きければ大きい程観客は動揺し、それ故に心に残りますから。なんか私、感動したというより傷ついたよ。人様の激しい感情の吐露の場に赤の他人の分際で居合わせてしまって。いや、映画なんだけど
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusまあつまりコリンの演技がそれだけ赤裸々だったって事ですね。ベターハーフって言葉がありますけど、まさに自分の身の半分をもっていかれそうな恐怖に脅え、孤独の再来の予感に打ちひしがれている様子。彼はそんなにもパートナーを深く愛していたのかと。
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusで、私はここから疑問を感じだしたんですよ、果たしてこれは男女の夫婦で成り立つ話なのかと。これはゲイカップルだからこその物語なのではないかと。男女の愛と男同士のそれって、実は全然違うんじゃないかとね。 夫と妻という役割じゃなくて、男と女の身体の差による違いがあるよな、と。
2021年07月06日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusゲイカップルを「夫婦」とみなすなら、身体の大きさ的にはコリン(サム)が夫にあたるでしょう。でも感情のぶつけ方を見てるとサムが妻の方に思えてくるのは、女の方がより感情的であるというステレオタイプに従ってしまうから。けれどサムとタスカー見てると「夫婦」って感じは全然しないのね。
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus何故か。二人の関係が極めて対等だから。 「夫婦」という言葉に含まれる男女の役割分担がそこには全く無いからです。 女で、ヘテロである私から見ると男女の愛情とは違う、「男同士の友情(ただし性生活アリ)」に見えてくる。 こういう対等な関係って男女にはあり得ないんじゃないかなあ?
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus何故か。男女では身体の作りが違うから。 外性器然り、内分泌系然り、骨格も筋肉も違ってる。 この差異がある限り、男女が本当にわかり合うって不可能なんじゃないかと思ったんですよ、この映画見て。 いや、あれは演技ですよ、もちろん。でもゲイカップルの実情を反映してもいるわけでしょ?
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusあれだけ互いを理解し合うというのは身体の作りが同じ男同士だからじゃないですかね? 「身体が違うから分からない」という部分、ないでしょ。男女はここ、乗り越えなきゃいけないですからね。知識として身につけても、自分にないものは体感できないから分からないという部分はとても大きいです。
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusだからかどうか、そもそも男はあんな風には女と話し合おうとしませんね、少なくとも私の知ってる限りでは。男にとって女の話は「聞いてやる」です。これは文化上の問題かもしれませんが、日本はまだまだそうですよね。これは性別による役割分担がなくなれば変わっていくのかもしれませんが。
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus今のところ男は男すぎて、愛する女の前で心の内の全てをさらけ出して泣いてすがるってこと、できないんじゃないかなあ? そんな事したら男らしさを失って彼女から捨てられると思ってそう。彼女に捨てられなくても、面目を失って自分から彼女の前に立てず、去っていく可能性もあるわ。
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれ、男が愛する男の前でも滅多にしないことだとは思いますよ。じゃないと「スーパーノヴァ」が成立しないもん。ゲイが映画に登場するようになってもうかなり長いから、そこで描かれる人物像も成熟したんだなというのがもう一つの感想ですよね。最近流行のシスターフッドはまだ追いついてない。
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusさて、こうやってゲイ世界が成熟していって、男性同士のカップルが当たり前になると、今度はマイノリティーとして女性運動にも共感を示していた彼らがどうなるのか心配です。男性としてのマジョリティーに組み込まれた途端、豹変するんじゃないかとね。それがまだ先のことであるのを祈ります。
2021年07月06日 15:51
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「それ」は「豹変」を示します。ゲイの方々が女性同様に社会的に認められる日が来るのは少しでも早いことを祈ってます。 しかしそれ以前に身体的差異が社会に及ぼす影響ってのをもっと細かく考えた方がよさそう……。
2021年07月06日 16:00