クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#トゥルーノース 強制収容所の生活を描いた作品。わざとポリゴン風のキャラデザインにしてリアルさを減殺させたのだろうが、それでも個々の人物の特徴がよく出ているので容易に見分けがつく。脚本から何から全て考え抜かれている。アニメにする意… https://t.co/XEvTge244U
2021年08月06日 00:41
アニメにする意味がちゃんとあるから。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこういうテーマの作品はとかく「人間は同じ人間に対してこんなにひどいことができる」という描写に終始したり、そんな環境で生きる子どもの成長にからめて時代を切り取るだけだったりするが、これは違う。人々が生き延びていくためには何が大切かがしっかりと描かれているのだ。
2021年08月06日 00:41
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれが特定の宗教ではなく、もっとプリミティヴな世界観とされているのが本作の特徴だろうか。西欧的なマナーでもなく、中国的な儒教とも違う、もっと原始的な心のあり方だ。最近見た映画で一番近い概念が持ち出されていたのは実は『ドクター・スリープ』である。悔恨を残さず旅立つための術。
2021年08月06日 00:41
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそしてその根底にあるのが「美」への思いなのだ。その「美」は「秩序」によってもたらされる。強制収容所に横行するチカラによる支配ではその日の気分によってルールさえも変わるから秩序とは無縁である。そんな中でさえ人は自然に美を見出し、旋律を紡ぎ、壁に装飾を施し、他人を慈しむ事ができるのだ
2021年08月06日 00:41
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『トゥルーノース』にはそういうシーンが丹念に積み重ねられているから、辛くはあってもひどく心が荒むということはない。多くの人が傷つくのは、実は鑑賞後だ。あの強制収容所内の無秩序な支配が、最高権力者やその取り巻きのみ得をする社会が、今の日本と大して変わらない事に気づいてしまうから
2021年08月06日 00:41