クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#ホロコーストの罪人 映画『ヒトラーに屈しなかった国王』を事前に見ておくと当時のノルウェーの状況が理解しやすいと思う。国王不在でナチスの支配を受け入れざるを得なかった国民がどうしたかという話だから。彼らだって戦時下で生き伸びるた… https://t.co/32UDdAm9dQ
2021年09月08日 15:54
彼らだって戦時下で生き伸びるために必死ではあったのだ。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusという理由でこれまで敢えて見ないようにしてきた事実にきちんと向き合い、自分達が行った非道な行為を白日の元に曝した、というのがやっぱりどうしても評価のポイントとなってしまう。普通のエンターテインメントを見た時と同様には語れないし、語らなくていいのだろう。一種の再現フィルムとして
2021年09月08日 15:54
何も知らずにこの作品をご覧になりたい方は以下は読まない方がよろしいです。
動画をはさんで下げておきます。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusノルウェーに暮らしていたユダヤ人達は決して裕福ではなかった。そもそも母国から戦乱を逃れて辿り着いた先での亡命生活が始まりだったのだから。何十年かそこで暮らしを営んでいたとしてもやはり異分子であり、社会に溶け込むことまではできていない。そこには宗教の違いももちろんある。
2021年09月08日 15:54
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusしかし若い世代は恋愛でもってその差を乗り越え、次の世代を生み出し育もうとしていた。それは当事者周辺にはさざ波をたてるものの、人種の違いを声高に叫んで表だって反対する者はいなかった。徐々にではあっても融和は進んでいたのである。そんな所に侵攻してきたのがヒトラーである。
2021年09月08日 15:54
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusナチスの政権下では彼らの意向に従って官僚も動く。だってそれが仕事だから。しかもめちゃくちゃ有能なので、とりこぼすことなくユダヤ人達を集められるよう綿密な計画をたてて時間通りに実行する。一番恐ろしいのはここだろう。それが「仕事」ならユダヤ人狩りであろうと淡々と完璧にこなす人々。
2021年09月08日 15:54
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusユダヤ人達は男女別に国内の収容所に入れられ、後に殆どがアウシュヴィッツに送られそこで命を落とす。だが彼らをそこに送り込んだ人達は、自分自身の「仕事」をしただけ。ユダヤの人々の身に何が起きようと自分達とは関係ないと、想像する事さえしなかった。そこで葛藤するノルウェー人は出てこない
2021年09月08日 15:54
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの時点でナチスによるユダヤ人への差別と迫害は進んでいたから、ノルウェーの人々も自然とそれを受け入れていた風である。元々多少はそういう意識もあったのだろう。だから「喜んで」ナチスに協力してしまった。そしてそれを今、とても恥じている。恥じているからこそ、公にした。そういう作品だ
2021年09月08日 15:54
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus映画の中ではノルウェーの収容所も描かれる。アウシュヴィッツを知ってしまうと全然マシに思えるが、当事者にとってはこれ以上はない程悲惨だったはずだ。そんな中でも家族がいれば助け合い、支え合って生きていける。この映画の救いは主人公を巡るその家族愛にある。
2021年09月08日 15:54